足立朝日

羅針盤 Vol.22

掲載:2012年6月5日号
 日曜日の夕方、家の近くの商店街を自転車で通ると、埼玉県や区内などでチェーン展開するクリーニング屋さんに長蛇の列。老若男女、みんなたくさんのクリーニングを腕に抱えて並んでいる。「ええっ」と一瞬わが目を疑った。食べ物屋ならいざ知らず、クリーニング屋さんだぞ、クリーニング屋さん。並んでいる若い人に聞いてみると「ドライ物が全品半額なんですよ!」。「えっ、半額!」とこっちが大声を出してしまった。ドライ物とは、水洗いするYシャツなどと違って、液を使って洗うスーツやコートなどのことで、こちらは価格が高い。
 調べてみると、同店は毎月1回、日曜日(第3日曜日)に「半額セール」をやっている。今回は5月。ちょうど、冬物と夏物の入れ替え時だ。ほかにも、同様の半額セールをやっているチェーン店も発見。
 このご時世、お客さんもそれほど必死、と言うべきなのか。「チェーン店だから、こんな芸当出来るんだよ」という夫婦でやるクリーニング屋さんの声も聞こえて来た。(編集長)