足立朝日

興本扇学園 5、6年生が相撲甚句体験

掲載:2017年3月5日号
興本扇学園(西村豊校長)で2月2日(木)、5、6年生131人を対象に、相撲甚句の出前授業が行われた。
同校は東京都の「日本の伝統・文化の良さを発信する能力・態度の育成事業」の研究指定校として、各学年で琴や琵琶、数え歌など日本の伝統文化を学んでいる。
この日の講師は、東京足立相撲甚句会(林太一会長)の会員7人。林会長は、日本相撲協会公認講師で力士に相撲甚句を教えている国錦耕次郎氏を師に、相撲甚句の魅力を広めようと活動を続けている。
 お揃いの法被を着た7人は、拍子木を打ちながら登場。林会長が、相撲が約750年で相撲甚句は約300年の歴史があること、土俵の直径が4m55㎝などを教えた。「相撲甚句はお相撲さんが土俵内を回りながら唄うもので、合いの手の『あ~、ドスコイ、ドスコイ』は息継ぎのためにあります」の説明に、子どもたちは興味深そうに聞き入っていた。
戸惑っていた子どもたちも「春夏秋冬」「五月場所」に続き、足立区の名所を唄った「足立名所」が披露される頃には慣れてきた様子。体験コーナーの「東京名所」では、最初は小さい声だったが次第に大きな声で合いの手が入れられるようになり、元気な声が体育館に響いた。
最後は全員で合いの手「あ~、ドスコイドスコイ」を入れて、授業は終了。初の出前授業の手応えに、「五輪に向けて日本の伝統を大事にして欲しい」と林会長も喜んでいた。
後日行った子どもたちのへのアンケートでは「日本の伝統についてもっと知りたい」という声が多く、鵜飼康成副校長は「外国の文化を知って日本の文化を伝える力をつけさせていきたい」と話している。

写真/東京足立相撲甚句会の皆さん。中央が林会長