足立朝日

伊勢丹浦和店 4月19日㈬~25日㈫ 足立高校出身・長谷川理奈さん個展

掲載:2017年4月5日号
幻想的な画風で奥行きのある世界を紡ぐ、都立足立高校出身の長谷川理奈さん(28)=辰沼出身=の個展が、伊勢丹浦和店で開催される。同所での個展は15年、16年に続き3度目。
 高校在学中、学生向けの佐藤太清公募美術展で3回連続受賞。また、日本芸術センター第3回絵画公募展金賞、アール・デビュタントURAWA2010展に入選するなど、高い評価を得ている。
個展名は「からから」。「から」は「殻」を意味し、人が一生を通して常に何かに「包まれている」ことをテーマにしている。胎内にいる時の羊水、生まれてから纏う衣服など物理的なものから、感情をコントロールするために被る言葉の仮面といった観念的なものまで、多様に捉え描いた。
「私たちは、なにも隠さずにさらけ出して生きることができない、何度も脱皮して孵化しても、すぐ次のカラへとかえる生きもの。そんなカラを描いてみたくなった」と長谷川さん。
アクリル絵の具によるたらし込みとぼかしの技法で描く作品は、輪郭が空間に曖昧に溶けこみ、詩的なイマジネーションで広がっていく。完成予想図を持たずに描きたいと思ったものをキャンバスへ投げつけ、ふと納得したその瞬間が「完成」という。そこから生み出される不思議な魅力を、味わってほしい。
《長谷川理奈 個展「からから」》
【日時】4月19日(水)~25日(火)午前10時半~午後7時半(最終日は5時まで)
【場所】伊勢丹浦和店7F プチギャラリー(JR「浦和駅」徒歩1分)
【料金】無料
【問合せ】TEL048・834・1111伊勢丹浦和店(大代表)、個展詳細

写真/長谷川理奈「貴方へ」