足立朝日

読み語りボランティア 文科大臣賞受賞 子と母親を繋ぐ

掲載:2017年6月5日号
足立区の「読み語りボランティアグループ」(髙橋妙子代表)が子どもの読書推進に貢献したとして、4月23日(日)、文部科学大臣表彰を受けた。
 「子ども読書の日」に実施されているもので、国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)で表彰式が行われた。
同グループは中央図書館の意向を受けて、有志により2003年に15人で始動。当初は区内の4保健センターで乳幼児に読み語りをしていたが、その後、学校、図書館、保育園、子育てサロンなど範囲が拡大、現在は約50人の会員が区内の各所で活動している。
2015年4月から始まった図書館事業「あだちはじめえてほん」でも、会員2人がサポート。「はじめて」は3・4カ月児健診と1歳6カ月児健診の乳幼児に絵本を1冊プレゼントする取り組みで、これまでに約5700人の赤ちゃんに本を渡す手伝いをしてきた。「表彰は一番のご褒美」と髙橋さん。
興本図書館で5月6日(土)に行われた「おはなし会」は、1歳半~3歳、0歳~1歳半対象の2部制。あたたかく包み込むような髙橋さんの語りに子どもたちは夢中に聴き入り、母親もリラックスした様子で子どもの姿を見守った。
合間に歌に合わせた手遊びもあり、「最近はスキンシップのやり方を知らないお母さんもいるので入れている」そうだ。本を読むのが下手という母親からの相談には、「世界一の読み手は大好きなパパとママ。赤ちゃんにとっては幸せ。上手い下手は関係ない」とアドバイスしているという。
孤立しがちな母親にとって、読み語りは子どもの成長を目の当たりにする機会であり、大きな支えにもなっている。「お母さんのためにも頑張りたい」と髙橋さんは話している。
読み語りボランティアの入会希望(年会費1000円)は、TEL5242・2933(事務局)まで。

写真/代表の髙橋さん(左から2番目)。興本担当のメンバーらと=興本図書館で