足立朝日

六町ミュージアム・フローラ5周年 絵画に囲まれ記念コンサート

掲載:2017年10月5日号
美術館「六町ミュージアム・フローラ」(一般社団法人・六町ミユージアムフローラ)が創立5周年を記念して、9月6日(水)、イブニングコンサートを行った。
 同館は2012年6月にオープン。白谷武一館主が蒐集した日本画を中心に、横山大観、川合玉堂、岸田劉生、梅原龍三郎など近代の有名画家の作品を含む約350点を所蔵。四季の常設企画展を開催しているほか、展示会などの貸室としての運営や、子どもたちの芸術学習の場にしてもらいたいと、学校の児童・生徒の美術鑑賞の場としても提供している。
コンサートは展示室で行われ、招待客を含む約60人が来場。大前恵子さん(ソプラノ/足立区在住)、小野美穂子さん(十八弦・十七絃=琴)、池山由香さん(アルパ=南米パラグアイのハープ)、三塚幸彦さん(尺八)による異色のユニットが出演した。
あいにくの雨で満月は見られなかったが、「荒城の月」や「アメージング・グレイス」など17曲を演奏。1部と2部の間には、建物に囲まれた屋外の水盤上の特設ステージで「アヴェ・マリア」(カッチーニ)が披露され、神秘的な舞台と響きに来場者はうっとりと聞き入っていた。
 締めくくりに白谷館主は、ダウン症の子どもたちの作品展「ひだまりのコラボ展」や青井中学校の依頼を受けて館内で講演したことなど、これまでの取り組みを辿り、「大事に続けていきたい」。
最近は外国人の来館者が多く、英文パンフレット作成やホームページのリニューアルなどを進めているとのこと。「ポルトガルやスペインの人も多い。展示作品の説明がわかるようにしたい」と話している。

写真上/屋外の特設ステージに神秘的な歌声が響いた
下/回廊状の展示室で演奏前に挨拶する白谷館主(手前)