足立朝日

羅針盤VOL.74

掲載:2017年11月5日号
諺の類が大好きである。演説のうまい人は、この諺や例え話を実に巧みに操る。
今回の選挙ではどうだったのか。諺や例え話を使う前に、「空気を読まない」言葉の使い方をして失敗した人もいた。これは、テクニックというより、その人の「本音」が出たと言うべきだろう。「駟も舌に及ばず」(4頭立ての馬車で追っても追いつかないほど早いこと。失言は取り返しがつかないということ)。
今回、「鬼が出るか、蛇が出るか」(どんな展開をみせるかわからないこと)という感じで始まった選挙だったが、結局は「泰山鳴動して鼠一匹」(大騒ぎした割には結果が小さいこと)と言う勢力もあれば、少し例えが違うかも知れないが、「えびで鯛を釣る」(わずかな元手で大きな利益を上げること)という勢力もあった。
前回この欄で、「果たして、22日(日)の投開票日はどの月(政治勢力)が(空に)上がることになるのか――。満月なのか三日月なのか?」と書いたが、正解は台風来襲で月は出なかった! アッと驚く為五郎!(編集長)