足立朝日

羅針盤 VOL.65

掲載:2017年2月5日号
 時の流れがどんどん早くなっているのを感じる。年齢のせいだけではないと思う。
 季節や旬を感じるのは「時の早さ」とは別の話。「初詣」「七草がゆ」「豆まき」など季節の行事は大切に守りたいと思う。 
 無宗教だが、仕事の合間を縫って「関東88ヵ所霊場(お寺)めぐり」を続けている。1都6県を電車、バス、歩き(たまにレンタル自転車)で回る「小旅行」は格別。町の探訪は実に楽しい。その地の人々、食べ物やお酒との出会いはいつも新鮮だ。今年の正月は、栃木・足利の2寺を回った。東武線の駅とJRの駅が、渡良瀬川をはさんで南北で張り合っていることがつぶさにわかった。
 地方の産業や観光、鉄道網の衰退、弱体化も手に取るようにわかる。連休中に観光協会がお休み、という市の中心駅に何回も出会った。
 足利は違った。駅のお土産物売場が、観光案内所を兼ね、お茶も飲めるようになっていた。そんな「工夫」をどこでもしてほしい。我々も、この東京でやりたい、とつくづく思う新しい年である。(編集長)