足立朝日

もうすぐ桜の季節がやって来る 五色桜で有名な「江北」をお散歩

掲載:2018年3月5日号
 かつて江北の荒川堤は里桜の名所として知られ、様々な色の桜が咲き揃う様子は「五色桜」と称されて多くの花見客で賑わっていた。


A江北五色桜ゆかりの公園
 江北の五色桜の植樹について書かれた「栽桜記碑」がある「五色堤公園」(江北2-8-4)は、花見の場所としても、歴史を知る場所としても重要な公園だ。
 明治時代の末頃、「荒川の五色桜」と呼ばれる有名な桜の名所だった江北。明治45年(1912)には、当時の東京市長が日米友好の証として江北の五色桜の苗12品種3000本を首都ワシントンに贈った。今では、ワシントンのポトマック公園は世界的な桜の名所となっている。
 その後、江北の桜は土手の改修工事などにより全滅。昭和27年(1952)にワシントンからもらった桜を中心に復活を試みたが、障害が多くうまくはいかなかった。その桜も、高速道路工事により、この公園に大部分が移植された。さらに昭和57年(1982)には、区政50周年を記念して2回目の里帰り桜を計画し、この公園に植えられた。
 現在、約20本の桜が春になると美しさを競って咲いている。
【交通】西新井駅西口からバス池袋東口行きで、荒川土手下車徒歩約1分
【問合せ】TEL3880・5314西部公園係
B五色桜のオリジナル御朱印帳
 数年前から続く御朱印ブーム。江北氷川神社(江北2-43-8、TEL3897・6483)では、昨年12月「江北五色桜」をデザインしたオリジナルの御朱印帳を作り、話題を呼んでいる。
 同神社の御朱印は、和歌の入った見開き版。現在都内にいる20人の名誉宮司のうち、唯一の女性である八木冨美子氏が、一つひとつ直接墨で書いているのが特徴だ。土日になると、平均20人が御朱印を受け取りに訪れる。最近では、外国人も来るというから驚きだ。
 御朱印帳のデザインは、五色桜と日米友好親善をテーマに、表に江北氷川神社、裏に米国国会議事堂、その2つの建物の周りに五色桜が咲いている様子が描かれている。色は、赤、青、緑の3種類で、初穂料1500円。
 前述の通り、名誉宮司が直接書いているため、不在の場合は対応できない。そのため、できれば事前に連絡してから参拝に行くほうが良いだろう。
 また、御朱印は参拝した後にいただくのが最低限のマナーなので、御注意を。HP
【交通】西新井駅西口からバス池袋東口行きで、荒川土手下車徒歩約2分
Cパッド印刷を気軽に体験
 「個人的にパッド印刷を気軽にできないか」という多くの声を受けて、平成28年(2016)にオープンした「試作工場」(江北3-21-6、TEL5647・6609)。運営するのは、足立ブランド認定企業の「㈱安心堂」。
 これまでは、企業を対象に自社製のパッド印刷機の販売や技術指導を行ってきたが、「個人で印刷できればコストを抑えられるのに……」「研修場所として使える所が欲しい」「ワークショップなどが出来て皆が集える場所があれば」といった要望を形にした。工場で出来るパッド印刷は、印刷部分に柔らかなパッドを用いることで曲面を持つビンなど様々なものに印刷できるのが特徴だ。
 利用するには研修を受けて、会員登録が必要だが、まずは気軽に3月17日(土)に行われる無料見学&体験日を利用して試してみてはいかが。
 「パッド印刷についてもっと多くの人に知ってもらいたいので、ご参加お待ちしています」と丸山有子工場長。HP
【交通】北千住駅からはるかぜ「鹿浜五丁目団地」行きで「上沼田第二都住」下車、徒歩3分
D昭和44年創業の老舗レストラン
 環七通り沿いに、2階建ての白いオシャレなレストラン「マーガレット」(江北6-5-1、TEL3898・4630)がある。昭和44年(1969)に創業し、長く地元の人たちから愛されている老舗レストランだ。
 オーナーの清水登美夫さん(70)は、銀座の三笠会館で修業をした経歴を持っていて「このお店を開店した時は、まだ環七が開通したばかりの頃で田んぼも多かった」と思い出を語る。
 お店のオススメは、ランチでは「国産とんかつ(200g)」(1100円)。栃木産の良質な豚肉を使ったボリューム満点の一品。足立市場から毎朝仕入れる季節の魚を使った「おさかなランチ」(1000円)も人気だ。また、夜はコース料理が中心で2500円~。
 建てられた当時のままのクラシカルなデザインの建物で店内は40席(個室あり)。平日は分煙、土日祝は完全禁煙。
★「足立朝日を見た」で先着10人にコーヒー1杯サービス※ランチのみ
【営業時間】午前11時半~午後2時、5時半~9時、月曜定休(祝日の場合は翌火曜定休)
【交通】日暮里・舎人ライナー西新井大師西駅から徒歩約7分、駐車場あり

写真A/きれいに咲く里桜
B/カラーバリエーションは3色
C1/以前開催されたワークショップの様子
C2/丸山工場長(左)とワークショップ参加者
D1/オススメの「とんかつ」
D2/郷愁を誘うレトロな外観