足立朝日

潤徳女子高校 独自に国際力を養う 今年度から新授業「ユニバーサルフォレスト」

掲載:2018年4月5日号
 潤徳女子高等学校(木村美和子校長)が、新年度から新しい科目「ユニバーサルフォレスト」をスタートさせる。
 2020年からの大学入試改革を見据え、思考力とコミュニケーション能力を養うための同校独自のカリキュラム。グローバル教育を単なる英語教育ではなく「人との関わり」という新しい視点を柱に、福祉の内容を含めて社会の諸問題を生徒たちがディスカッションするもの。科目名も「様々な生き物の共生」をイメージしている。
 そのデモンストレーション授業が、3月13日(火)、1年のクラス(生徒数25人)で行われ、同校教諭の他、寺内幹雄足立学園校長らが見学した。
 10分間の手話の実践学習の後、社会的な課題「児童労働」から「子どもたちの学ぶ権利について考えよう」をテーマにした授業が行われた。生徒たちにとっては初めて学ぶ分野となる。
 冒頭で、砂漠の中を毎日8時間かけて水を汲みに行くエチオピアの少女の動画を鑑賞。続いて、義務教育年齢の子どもが教育を受けずに働かされる「児童労働」の定義や、主な原因である貧困などについて教師が講義した。
 生徒たちにとってはかけ離れた環境で起きている問題を身近なものとして考えさせるため、各自「学校で出来るようになったこと」を書き出して、グループごとに話し合った。集中力を切らすことなく、終始真剣に問題と向き合っている様子が見て取れた。
 この新しいカリキュラムによって、生徒たちは諸問題の学習を通して、自分の考えをまとめ人に伝える力、課題解決の方法を考える力を養い、論理的に意見を述べ合う力をつけていく。

写真/公開授業の冒頭で手話を学ぶ生徒たち