足立朝日

「銭湯大好き!応援し隊」 常東小3年生が冊子、動画、ポスターを制作

掲載:2018年4月5日号
 「こんなに気持ちいいのに、なんでみんな銭湯に行かないの?」――。減少し続ける銭湯を残したいと、小学3年生の子どもたちが奮闘した。
 千寿常東小学校(加藤敦彦校長)の3クラス98人。地域を学ぶ総合的な学習として、「銭湯大好き!応援し隊~銭湯の魅力を伝えよう」と題して、11月から5カ月かけて銭湯について学び、魅力を発信する活動に取り組んだ。
 半数以上が銭湯に行ったことのないため、銭湯は未知の場所。近所の梅の湯で入浴体験すると、レトロな雰囲気と広さに大興奮で、「楽しかった」「気持ちよかった!」と一気に銭湯好きになったようだ。その銭湯が年々減少し、このままだと17年後になくなる可能性があると知り、子どもたちは「銭湯に人が来るようにしたい!」と立ち上がった。
 五反野駅近くの「若松湯」店主の山田知孝さんによる特別授業があり、独自に他の銭湯にインタビューに行った児童もいたそうだ。
 クラスごとにアイデアを出し合って、銭湯を盛り上げる方法を考案。1組は「銭湯は天国。気持ちいいし、嫌なことを忘れられます」など感想を掲載した冊子、2組は人形劇や紙芝居、ラップなどで銭湯の魅力をアピールした動画、3組は「お湯の中にきずなあり」のキャッチコピーのポスターとチラシを作成した。冊子と動画は校内公開だが、ポスターは梅の湯(千住旭町41-11)に掲示されている。
 3月16日(金)には、中心になって指導した相馬亨教諭による3クラス合同のまとめ授業が行われ、子どもたちが生き生きと銭湯についての思いを発表。「リラックスできる」「天国」などの癒し効果や、「自然と知らない人と話せる」「心まであったかくなる」など、銭湯ならではのコミュニケーションに魅力を感じている声が多く、銭湯にとって頼もしい応援隊になりそうだ。

写真上/梅の湯で店主の説明を聞く子どもたち
下/梅の湯に貼られたポスター