足立朝日

「市川森一脚本賞」 金子茂樹さんが受賞

掲載:2018年5月5日号
 日本放送作家協会元会長・故市川森一さん(シアター1010前館長)の功績を称え、テレビドラマの優れた新進作家を表彰する「市川森一脚本賞」授賞式が4月20日(金)、千代田放送会館(千代田区紀尾井町)で行われた。主催は一般財団法人 市川森一脚本賞財団。
 同賞は、前年度に放送された作品を対象に、テレビドラマ制作の第一人者が選考する。第6回受賞者は、金子茂樹さん。対象作品は「ボク、運命の人です。」(日本テレビ2017年)で、亀梨和也さん、木村文乃さん、山下智久さんらが繰り広げたラブコメディ。
 金子さんは、市川作品が持つ圧倒的な熱量に衝撃を受けた想いに触れ「少しでも近づきたい。今後も必死に書き続けます」と挨拶。祝福に訪れた木村さんも、金子さんの緻密な作業により、役者に一番相応しいセリフが編み出されたことに称賛の言葉を贈った。第5回の受賞者・黒岩勉さんも仲間の受賞を心から喜び、声を詰まらせて祝福した。
 会場を移して行われた祝賀パーティでは、市川さんの妻で女優の柴田美保子さん(同財団理事)が、金子さんを称え、関係者に感謝の言葉を贈った。
 なお、受賞式に先立ち、同会館にて2日間にわたり「第一回 市川森一 ひと、その夢よ ロマンよ」と題した作品上映とシンポジウムが行われた。
 19日には「黄色い涙」「傷だらけの天使」など、20日には「花の乱」「サハリンの薔薇」が上映され、来場者をノスタルジーの世界へと誘った。
 シンポジウムは、両日共に「出演者・制作者が読み解く市川森一の魅力」をテーマに、ゆかりある著名人が熱く意見交換し、市川さんを偲んだ。

写真上/柴田さんに祝福される金子さん(右)
下/花束を贈る木村さん(左)