足立朝日

「呼吸リハビリテーション」で症状改善 肺の健康を考える講演会 6月24日(日)わたなべ音楽堂

掲載:2018年6月5日号
 「肺の健康を考える講演会」が6月24日(日)、わたなべ音楽堂で開かれる(主催=環境再生保全機構環境保険調査研究事業、東京夢塾)。
 講師は国内外の第一線で活躍する理学療法士・千住秀明氏。COPDと呼吸リハビリテーションについて語る。
 COPD(慢性閉塞性肺疾患)はタバコ病とも言われ、喫煙や大気汚染などにより肺が炎症を起こし、息切れなど呼吸困難になる病。国内の患者は推定530万人とされ、治療を受けている人は5%に満たないという。
 千住氏は、長崎大学大学院教授を退任後、長年取り組んできた呼吸リハビリテーションを首都圏で展開したいと、モデル施設を複十字病院(清瀬市)に創設。理学療法士として日々、患者の呼吸ケアを行っている。
 COPDは早期発見・早期治療が不可欠で、薬物療法と呼吸リハビリテーションにより急激に症状が悪化する「急性憎悪」を防ぐことが重要だが、まだ広く認知されていない。
 今回の講演開催には、「知られるきっかけを作りたい」というわたなべ音楽堂のオーナー・渡邉啓乎さんの強い思いがある。渡邊さん自身、一昨年、夏風邪をきっかけに突如COPDを発症。幸い短期間で退院したが、コンサートの準備などで動き回って悪化し、その日のうちに再入院。「医者から生涯肺炎、と言われてすごくショックだった」。血液中の酸素が減少し、一生、酸素吸入器を手放せないことを覚悟したが、それを救ってくれたのが千住氏の指導によるリハビリだった。
 その後、症状は改善、奇跡的に今は酸素吸入器なしで生活し、忙しい毎日を送っている。
 「ぜんそくの方など、諦めて暮らしている方はいっぱいいると思う。リハビリでかなり改善できることを、知って欲しい。呼吸器のことでお悩みの方、関心のある方々にぜひ参加していただきたい」と渡邉さん。千住氏は呼吸リハビリテーション普及のための環境づくりも目指して活動している。
 また、講演会には、千住氏がCOPDの母親の主治医だった女優・杉田かおる氏が、スペシャルゲストとして登場。介護と看護の経験を語る。
【日時】6月24日(日)午後1時半~4時半
【場所】わたなべ音楽堂〈ベルネザール〉(中央本町4‐12‐5/都バス「足立区役所」徒歩7分、または「梅島駅」徒歩15分)
【内容】▼杉田かおる氏「母の病COPDと向き合った20年~介護と看護~」▼千住秀明氏「呼吸リハビリテーションの重要性~ご存知ですか?COPDと呼吸リハビリテーション」▼肺年齢測定会
【料金】無料
【申込み】メール・電話・FAXで参加希望者の氏名、参加人数、代表者の住所・電話番号を知らせる
【問合せ】TEL&FAX3889・1662、メール わたなべ音楽堂

写真上/講師の千住秀明氏(複十字病院 呼吸ケアリハビリセンター付き部長・理学療法士)
下/スペシャルゲスト女優・杉田かおる氏