足立朝日

子どもの可能性と奇跡 香葉村真由美さんが講演 「子どもたちの光るこえ」著者

掲載:2018年8月5日号
 福岡市の元小学校教師・香葉村真由美さんによる講演会「子どもたちの光るこえ」が7月7日(土)、千寿常東小学校体育館で開かれた。
 足立区小学校PTA連合会・足立区青少年委員会教育懇談会の平成30年度第1ブロックによる共催。千寿、双葉、千寿常東、千寿本町、千寿桜、千寿第八の6小学校のPTA役員と保護者らが参加した。
 香葉村さんは心理カウンセラーの肩書を持ち、子どもたちの心と本気で向き合い、誰もが手を焼くような子からも驚くべき可能性や成長を引き出してきた。感銘を受けたセンジュ出版(千住3-16)の吉満明子代表のオファーを受けて、教室での体験を記した著書「子どもたちの光るこえ」を昨年8月にセンジュ出版から刊行。3刷りの異例のヒットとなっている。
 講演会ではトークに合わせて、「きらきら朝礼」と「いのちの授業」の動画が上映された。
 「きらきら朝礼」はクラス全員がリズムに乗せて「できるよ!」と元気に唱和しながら自分の夢を宣言しているもので、個々の自己肯定をクラスで共有することにより、走り回っていた子たちが落ち着き、足に障害のある子は運動会の徒競走で1位になるなどの変化があったという。
 また「いのちの授業」は、幼少時に父を亡くした悲しみから立ち直れない児童のために、絵本「いのちのまつり」(草場一寿著)を題材に実施。祖先の誰一人欠けても今の自分は存在しないことなど、「生きている奇跡」を実感できる工夫がされた。自分の中に多くの命が繋がっていることを学び取った子どもたちは、泣きながら友達や父母の大切さを語るなど、予想を超える反応があったという。
 情熱溢れる講演で示されたのは、子どもが持つ可能性と、それを伸ばすのに必要な大人の理解と教育方法など、力強さと希望。参加者たちは時折涙ぐむなどして、熱心に聞き入っていた。

写真/情熱溢れる香葉村さんの語り=千寿常東小体育館で