足立朝日

カンボジアの子どもたちとともに! 「友情のレポーター」の落合さん

掲載:2018年10月5日号
 「カンボジアでの出来事を『遠い国の悲しい出来事』にしてはいけない。出会った大事な友だちのために、何かが出来る女性になりたい」――。大谷田在住の高校生・落合愛友海さん(16)が、このほどNPO「国境なき子どもたち」の「友情のレポーター」として、約1週間にわたりカンボジアを訪問、確かな「友情と決意」を持って帰国した。
 愛友海さんは、現在都立深川高校の1年生。高校受験の時、学習支援を受けていた経験から「充分な教育を受けられない子どもたちを支援したい」と思うようになり、母みゆきさんのサポートもあって「友情のレポーター」に応募。
 「友情のレポーター」は、世界の国で取材を行いながら、日本と取材先の子どもたちの友情をつなぎ、帰国後は自分たちが見たこと、知ったことを日本の人々に伝え、行動へと誘う役割を持つ。今回、全国から70人の応募がある中で、愛友海さんと広島県在住の福田朱里さん(15)が選ばれた。愛友海さんは、応募の思いを「ある日、突然……!」と題する約20頁の絵本にして提出、審査員の心をつかんだ。
 愛友海さんたちが訪問したのは、カンボジア北部のバッタンバン。自立支援施設やその友だちの家庭、そして同市最大のゴミ集積所で、使えそうな物や売れそうな物を拾い集める子どもたちにインタビュー。「ラタナーという14歳の少女と知り合いましたが、貧困で学校に行けなくなったことを残念がってはいても、親への感謝の念を忘れず、兄弟への優しい思いに溢れていて……。もう泣けて泣けて……」
 そして、足にたくさんのハエがたかるサンダル履きのラタナーさんのために、長ぐつをプレゼントしたという。
 愛友海さんは、「今回の訪問で、本当に私は変わったと思う。毎日つらく悲しい思いをしている大事な友だちのために、私が今出来ることをしたい」と話す。
 そして、高校のクラス会、学年集会で今回の訪問について発表し、9月15日(土)、16日(日)に行われた文化祭で、展示会を行い反響を呼んだ。
【メモ】落合さんたちのレポートは「国境なき子どもたち」HP

写真上/ラタナーさんの写真を持つ愛友海さんと母のみゆきさん
下/カンボジアの子どもたちと愛友海さん(中央キャップ姿)。左隣は一緒に行った福田さん=バッタンバンで