足立朝日

Vol.12

掲載:2019年1月5日号
枝雀・談志の秘話も聞ける落語会

 かめあり亭落語まつり第40弾「桂雀々独演会」が、「桂枝雀没後20年を語る」を副題に、新春のかめありリリオホールを飾る。
 枝雀師匠が鬼籍に入って早20年。その間、師匠を想い続け、毎晩師匠の落語を聴いてから眠りにつくという雀々師匠――。
 中学生時代に両親と離ればなれの生活を余儀なくされ、近隣の大人たちに助けられながら、独り生き抜くためにアルバイト生活に明け暮れていた時期、コメディアン発掘の民放番組に出演したことがきっかけで、見事勝ち抜きチャンピオンに!
 その後、雀々少年は枝雀師匠と奇跡的に巡り会い、16歳で入門。「まるで保護者を得たような安心感を覚えた」と懐かしむ。
 以来、枝雀師匠からは厳しくも愛溢れる指導を受け、相思相愛の師弟関係に。不遇な少年時代を送ったにも関わらず、良き大人たちとの出会いにより、誠実で真っ直ぐな大人へと成長した雀々師匠は、大阪で知らない人間はいないと言われるほどの人気者となり、不動の立場を築き上げた。
 それでも師匠のチャレンジ精神は止むことはなく、2011年、51歳にして東京へ進出! その人柄が皆に愛され、すぐに東京での人脈にも恵まれて現在に至る。
 かめあり亭での独演会では、立川談笑師匠をゲストに迎え、同師匠は談志師匠を、雀々師匠は枝雀師匠を語るコーナーも予定。どのようなユニークな想い出話が語られるかは、会場でのお楽しみ! リリオホールでしか聴けない秘話満載であることは間違いなしだ。
 この公演の後には、雀々師匠、初の全国ツアーが待っている。3月21日(木・祝)午後1時、東京・浅草公会堂を皮切りに「にっぽん、まるごと笑わせまっせ! 二○十九」をタイトルに掲げて全国を巡る。どの高座でも一切の手抜きはなく、ただひたすらほとばしる情熱を傾けて、観客に汗だく状態で噺を届ける姿が感動を呼んでいる。
 エネルギーの塊のような高座を、まずはリリオホールで体感あれ! 「新春に相応しいハッピーなひとときを家族で味わってほしい」――それが、家族の大切さを誰よりも一番よく知る雀々師匠の願いである。
【日時】1月19日(土)午後2時【場所】かめありリリオホール【料金】3800円【問合せ】TEL5680・3333