足立朝日

文教大学が起工式 花畑が学園都市へ

掲載:2019年5月5日号
 2021年開設予定の文教大学(学校法人文教大学学園/野島正也理事長、近藤研至学長)の東京あだちキャンパスの起工式が、4月19日(金)、花畑5‐6で行われた。
 同大学は越谷と湘南にキャンパスがあるが、都内は初進出。取得した土地は、URの団地再生事業により生まれた毛長川沿いの約4万8800㎡(東京ドーム1個分)。湘南キャンパスの国際学部と経営学部があだちキャンパスに移転し、約1600人が学ぶことになる。
 また、足立区と包括基本協定書を締結しており、生涯学習、人材育成、地域の活性化など様々な分野での協力を目指していて、食堂や図書館が無料で地域に開放される。
 起工式は広大な土地の一角に設けられたテントで行われ、関係者62人が出席。花畑大鷲神社の濱中厚生宮司の采配のもと、野島理事長らによる鍬入之儀、花畑団地周辺地区まちづくり協議会・有馬康二会長らによる玉串奉奠など粛々と進み、滞りなく終了した。
 その後、隣接するテントで祝賀会が行われ、約100人が出席。野島理事長が「学園100周年を前に、このキャンパスができることがうれしい。近藤学長は地域との連携に非常に熱意を持って取り組んでいる。皆様に愛されるような大学を作っていきたい」と述べた。
 続いて、近藤やよい区長が「開学に向けて、都市基盤整備をこれから進めていかなければならない。千住に大学が来て街が大きく変わった経験がある。花畑は今まで団地の街の印象があったが、若者、大学、文化の香りがする街に育て上げていきたい」と挨拶。
 まちづくり協議会の有馬会長は「花畑の地が誕生してから50年前あまり。地域の要望が多かった大学誘致が実現し喜ばしい。花畑は江戸時代には千住に次ぐ教育に熱心な地。資源小国の日本にとって人材こそ最大の資源で、育成は喫緊の課題。職員含め2000人近い若い人たちがいることで街の賑わいが創出され、地域の活性化に繋がる」と語った。
 東京あだちキャンパスは鉄筋コンクリート造の5階建てで、延床面積約2万2938㎡、建築面積約1万110㎡。20年11月竣工、21年4月に開設予定。
◆橋の設置や公園整備も
 花畑は区のエリアデザイン対象地域となっており、2つの計画がある。
一つは、毛長川に人道橋(歩行者・自転車が渡ることの出来る橋)の設置。草加市側の東京ひよこ工場付近と毛長公園を結ぶ。草加市と2018年5月に確認書を締結しており、現在は基本協定の締結に向け協議を進めている。完成は2021年度末の予定。
 もう一つは、毛長公園の改修。毛長川沿いの道路を公園として整備し、文教大学北側から花畑大橋までの道路を、自転車・歩行者専用にすることなどが検討されている。公園の完成は2022年度末予定。
 また現在、花畑大橋下流に「大鷲さくら橋」が設置工事中で、3月から歩道部が暫定開放されている。全面交通開放は今年度内の予定。

写真上/キャンパスができる東京ドーム1個分の広大な土地
中/起工式には大学、建設関係者や地域代表が出席
下/キャンパス完成予定図。毛長川沿い(手前)には公園も整備