足立朝日

いじめ「やめて」の勇気伝えたい シンガーソングライター・つっちょさん CD付き絵本「赤毛のロッソ」都内の全小中学校に寄贈

掲載:2019年7月5日号
 千住出身のシンガーソングライター・つっちょさんが、CD付き絵本「赤毛のロッソ」(文=つっちょ、絵=ハル・アリス・D)を出版、6月に区内の小中学校104校に寄贈した。
 いじめられていた赤毛の猫ロッソが勇気を出して立ち向かう物語を歌と絵本でつづったもので、作詞作曲だけでなく、絵本の文にも初挑戦している。小学生に興味を持ってもらえるように、好きな猫を主人公に「意思表示する大切さを描いた」という。
 高校時代にいじめを克服した経験から、都内の小中学校60校でトークライブを行っているつっちょさんは、「もっと身近に感じてもらえるものを作って、都内のすべての小中学校に届けたい」と「赤毛のロッソ」の制作を決意。昨年6~8月にクラウドファンディングで資金を募った。
 開始時は賛同者が少なく苦戦したが、ライブやブログでの地道な呼びかけが功を奏し、目標額の300万円には届かなかったものの250万円を調達。不足分は自腹で補い、1年がかりで無事完成させた。
 「うれしかったのはショッピングモールで、子どもが涙を流して感動していたと手紙をもらったこと。4~5歳でも涙する絵本を作れて良かった」と話す。都内の小中学校1900校に、順次寄贈していくそうだ。
 絵本はライブ会場でも販売する予定。日程等は公式ブログで。

写真/「赤毛のロッソ」を手につっちょさん