足立朝日

油彩画家・松井純夫さん 11月に個展「和の心」を開催

掲載:2019年11月5日号
 保塚町在住の画家、松井純夫さん(69)が、六町ミュージアム・フローラで個展を開催する。
 18歳から油絵を始めた松井さんは、20歳で起業したが、画家になるため50歳で廃業。03年に初出品した「全日本アートサロン絵画大賞」入賞を機に数々の賞を受賞し、プロとして活躍。中でも子ども時代の自分を投影した少年と犬の「わんぱくシリーズ」はファンが多い。
 今個展の約50点の中には、桜を描いた大作などの風景画もある。絵本を思わせる「わんぱく」とは異なり、「油彩で日本の心を描きたい」という思いを反映した画風は、洋画と日本画の魅力を併せ持ち、観る者を心やすらぐ夢幻の世界へと誘う。
 松井さんは今年9月、富士山を描いた作品「守護神」を山中湖村の「花の都公園」(山梨県)に寄贈した。これまで多数の富士山を描いてきたことから、近くで本物を見たいと3年前に同園を訪問。雄大な富士山と見事な花壇、楽しむ人々の姿に感動し、山中湖村は移住した同級生が大切にされていることもあり、「富士山に恩返ししたい。より多くの人に絵を鑑賞してもらえれば」と贈った。守護神の龍が巻き付いた富士山に、少年と犬が野球のバットに乗って飛んでいくポップな絵柄で、来場者に好評という。
 元々この絵はレストラン「ギャラリー」(西亀有2‐45‐16、TEL6875・8899)に飾られていたが、記念撮影する人が絶えずやむなく手放したそう。同店は、松井さんの絵に惚れ込んだ中華のミシュラン一つ星シェフ・鄧徳勝さんが、画廊をコンセプトに今年2月にオープン。松井さんの絵に囲まれて食事を楽しめる。
◆「和の心(なごみ)・松井純夫油彩画展」
 11月7日(木)~10日(日)午前11時~午後5時、六町ミュージアム・フローラ2F(TEL3885・7333、六町2‐5‐35/TX「六町駅」A1出口徒歩5分)、入場無料。

写真上/個展に出展する「和の心」
下/寄贈した「守護神」=花の都公園(山中湖村)で