足立朝日

都内11校で「アツキヨ夢コンサート」 新田学園で感動の嵐

掲載:2019年11月5日号
 ギターとボーカル担当のアツシと、聴覚障害があり、美しい手話を全身で表現するサイン・ボーカル担当のキヨによるユニット「アツキヨ」が、現在「東京オリンピック・パラリンピック理解事業」に取り組み、教育現場で「アツキヨ夢コンサート」を実施中だ。10月3日(木)・4日(金)には新田学園を訪問。3日は5~9年生900名、4日は午前・1~2年生とさくら学級450名、午後・3~4年生450名の総勢1800名の小・中学生対象という大コンサートとなった。
 開演10分前には私語がすっと引き、会場の体育館内は静寂に包まれ、聴く態勢100%の児童・生徒の姿は実に見事! 
 まずは、土肥和久校長がスクリーン上にテレビ出演時のアツキヨのVTRを流し、聴覚障害者の苦労について話した後、アツキヨを紹介。2人が登場すると、割れんばかりの拍手と歓声が会場に鳴り響いた。
 1曲目は「ごあいさつ」。子どもたちは、曲の始めにキヨから習った「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」の手話を真似て曲に参加。質問タイムでは「歌以外の趣味は?」「困難に遭った時、どう乗り越えた?」などの問いに、キヨが「色々なことに挑戦すること」「挑戦したことが困難であっても、それが好きという気持ちのほうが大きいので乗り越えられる」と答えた。「ふりかけの歌」では、子どもたちも舞台に乗り、楽しい手話を駆使して参加。「kiseki~もうすぐおこる奇跡を信じて~」では、キヨが「小さい頃から歌手になりたかった」という夢を実現した体験を話し、「皆さんは夢を持っていますか? それに向かって頑張っていますか? 夢がない人は、自分が好きなことを一生懸命やっていればきっと見つかる!」とエールを贈った。全員で集合写真を撮った後、子どもたちは会場を去る2人とハイタッチしたり、声を掛け合ったりと名残惜しそうな様子。
 土肥校長によると、今回はサプライズコンサートで、子どもたちは何も知らずに体育館に集合。アツキヨ登場時の驚きと喜びが倍増したまさしく「夢」のコンサートとなった。終演後、2人は「舞台上から見た体育館を埋め尽くす子どもたちの姿に圧倒された! 皆の熱気が私たちにパワーをくれて、より楽しいコンサートになった」と成果を喜んだ。同コンサートは足立区を含め、今年は都内11校で実施される。

写真/熱唱するアツシ(左)とキヨのサインボーカル