足立朝日

林家たけ平 さいたまの落語ファンを魅了 彩の国落語大賞受賞者の会

掲載:2020年3月5日号
 平成三十年度彩の国落語大賞受賞者の会が1月18日(土)、彩の国さいたま芸術劇場(埼玉県さいたま市)で開かれ、足立区の噺家の星・林家たけ平が2席披露した。
 彩の国落語大賞は「彩の国さいたま寄席~四季彩亭」(埼玉県芸術文化振興財団主催)に出演した若手落語家の中から、観客によるアンケートによって最も優れた演者に贈られるもの。毎年3月に授賞式があり、翌年1月に受賞者による寄席が設けられている。
 この日は、林家一門の2人が、受賞の晴れ舞台を彩った。「笑点」大喜利の最年長メンバー林家木久扇師匠がゲスト出演。足立区出身の林家なな子も仲入り後をあたためた。
 たけ平は1幕で『相撲場風景』を披露し、相撲観戦中の酔っぱらいの抜き差しならない状況に、客席は笑いに次ぐ笑いに包まれた。打って変わって2席目は『中村仲蔵』で、歌舞伎役者の世界を味わい深く聴かせ、耳の肥えた彩の国の聴衆を魅了した。
 終演後、たけ平は「いろんなジャンルの話を埼玉の人に聞いていただける場。陰と陽をやってみた。長く続けていくことで演者も広がる」とさいたま寄席の魅力に会心の笑みを見せた。

写真/陰と陽の2席で聴衆を惹き込んだ=©加藤英弘