足立朝日

ギャラクシティで天文講演会 「火星の話」

掲載:2020年9月5日号
 この秋、ギャラクシティまるちたいけんドーム(プラネタリウム)に、幻想的な火星が出現する! 
 同ドーム解説員の田部一志さん(写真)が、天文講演会「火星の話」の講師を務める。田部さんは、プラネタリウム・プログラムやコンテンツなどを製作するプロフェッショナルであるが、人々に広く「宇宙の魅力」を伝えるべく天文教育にも勤しんでいる。月惑星研究会に所属し、天文研究に余念が無い。1997年には、17世紀の木星の研究で「東亜天文学会マゼラン賞」を受賞。2003年には、小惑星7717にTabeisshiの名を刻む。田部さんは熱く語る。
 「火星は、約2年2カ月ごとに地球に接近し、2018年には15年ぶりの大接近となりました。今年2020年には準大接近します。実は、私たちは火星の恩恵を受けているのです。天文学者で占い師でもあったケプラーが、太陽に対する火星の運動を推定してケプラーの法則を生み出し、火星の軌道は歪んでいることを裏付けました。さらに、ニュートンがこの法則を基に万有引力の法則を導き出し、現在の微積分法に繋がりました。
 火星は地球と似た惑星です。一日の長さが約23時間30分で、直径が地球の半分ほど。薄い大気に覆われ、北極と南極には氷の塊があります。イタリアの天文学者スキャパレリが火星に運河を発見したことで、それを造った火星人がいるという想像から、沢山の小説や映画が生まれました。水は生命の源ですから、もし生命体が見つかって、それが私たち人類の親戚であるならば、私たちは宇宙から飛んできたことになりますので、秘かに期待。講演会では、今、私たちが文明を享受できるのは火星のお陰というお話をできればと思います」
 足立朝日発行日の9月5日(土)には、午後10時頃東の空に赤い火星が昇り、一晩中見えるそうだ。
 講演は、新型コロナウイルス感染防止対策を万全に行って実施される。
【日時】10月17日(土)午後6時~7時【料金】無料【対象】小学生以上(中学生以下は保護者同伴)【申込】当日9時より1階総合受付にて整理券を配布。先着順(1人5枚まで)

写真上/田部講師(ヒューストンにて)
下/火星のイラスト
(C)高部哲也