足立朝日

地域を知ろう 講座で「銭湯マップ」作成 中央本町センター・やよい図書館

掲載:2021年4月5日号
 五反野駅、青井駅周辺の銭湯を取材して地域について学ぶ講座「聞いて、調べて、作ろう『銭湯マップ』」が、2 月 27 日(土)と3月6日(土)の2日間、中央本町地域学習センターで開かれた。
 併設のやよい図書館との共催で、地域の魅力再発見をテーマにした企画の第1弾。同センターは例年、子どもたちの銭湯掃除体験イベント(昨年は新型コロナウイルスの影響で中止)を行い、銭湯と交流を深めてきた。足立区の銭湯は都内3番目に多い29軒であることから、今回の講座ではその発展の歴史を学ぶことを主軸にした。
 子どもから大人まで幅広い年代の10人が参加。2月に大平湯と四ツ家浴場、3月に常盤湯と若松湯を訪れ、各店主へのインタビューの後、センターでマップを作成した。
 3月6日(土)の若松湯では、普段は入れないバックヤードで軟水の装置を見学するサプライズも。参加者たちは、混む時間帯や軟水の仕組みなど細かく質問。店主の山田知孝さん(足立区浴場組合連合会会長)は一つ一つ丁寧に回答するとともに、区内の銭湯が昨年も3軒廃業し減り続けていることに触れ、「設備の老朽化。経営が原因で止めたところはない」と難しい現状を語った。
 銭湯が好きでよく行くという佐藤はるのさん(9)は、「知らない銭湯も行けたし、いろいろな工夫があって面白かった」とニッコリ。佐賀県出身の井手遊さん(41)は「地方から来ていると、今住んでいる地域のことを知る機会がないので」と、貴重な体験を満喫していた。相談しながらマップを完成させた参加者たちには、主催側から土産のエコバッグと銭湯入浴券が配られた。
 作成された銭湯マップは、同センター1階に掲示されている。

写真/山田店主(右)に取材する参加者たち=若松湯で