足立朝日

お茶と金平糖&あだちの風景 オールあだちで 「あだちのおみやげ」つくる 12月中旬から発売

掲載:2021年12月5日号
 浅草(台東区)といえば「雷おこし」、柴又(葛飾区)といえば「草だんご」など田舎に持っていくと喜ばれるご当地土産たち。では「足立区は?」ということで、このたび日本茶専門店「茶匠おくむら園」(関原3丁目)を中心に、これぞ「足立のお土産」というものを作ろうと区内の金平糖メーカー、高校、印刷会社がタッグを組み「あだちのおみやげ」を企画。製造、販売することになった。

◆「これぞ足立のお土産」というもの作りたい
 関三通り商店街にある日本茶専門店「茶匠おくむら園」(関原3-15-1、TEL3886・2863)を経営する奥村恵子さんが中心となり「あだちのおみやげ」を製作中だ。
 「テレビで世田谷のお土産を紹介するのを見て足立区のお土産が欲しい」と思ったのがきっかけと奥村さん。さらに「家族全員が足立区に住む人々にあたたかく見守られて育ったので、その恩返しをしたい」と思ったという。そこで、せっかくなら足立区内の企業や学校と協力して、オール足立で作ろうと企画した。
 まずお茶の審査技術6段を持つソムリエの奥村さんが選別した静岡県の茶葉を使い、旨み、渋み、甘み、苦みのバランスの良い日本茶のティーパックをオリジナルで製作。また、お茶とセットにするお菓子は、区内の菓子製造会社15社が集まり結成された「あだち菓子本舗」から、エビス堂製菓(興野2-3-15)の金平糖に決定。見た目もきれいで、賞味期限も長く引き出物にピッタリ。関東に1軒しか残っていない金平糖製造工場であるといった点も選ばれた理由だ。
 「コロナ禍になり、人と人とのつながりが無くなってしまった。このお土産を田舎に持って行って、足立区ってこんなに良い所だよという話で盛り上がってくれたらうれしい」と話す。
◆潤徳女子高等学校の生徒がデザイン
 ティーパックが入った袋と箱の表紙の絵は、「高校生にもデザインする仕事を体験させたい」と自身の母校である潤徳女子高等学校(千住2-11)に依頼。パッケージの制作は印刷会社の㈱エイジ(舎人6-6-25)が担当した。
 潤徳女子高等学校は、区内で唯一の美術コースがある私立校。今回は、日本画専攻の生徒8人が「足立の風景」をテーマに描いた。
 様々な絵の中から選考を行い、長柄寿理愛さん(3年)、下地花歩さん(同)、山田美穂さん(同)の3人が描いた、しょうぶ沼公園の菖蒲田、荒川土手、大師線、炎天寺の蛙相撲、宿場町通りの6枚が選ばれた。3人は「自分の描いた絵が商品化されるなんて感動です。貴重な体験が出来ました」とうれしそうに話した。
◆発売は12月中旬から
 「あだちのおみやげ」と書かれた箱の中には窓付きの小箱が2つ配置され、片方には日本茶のティーパックが5袋、もう片方には金平糖が入っている。また、足立の魅力を伝えるしおりも同封されている。
 商品の販売場所は茶匠おくむら園。価格は1500円(税込)を予定。「最初は自分のお店だけですが、区の施設や区内デパートなどでも販売してもらえるように営業していきたい。また、いずれは金平糖以外のお菓子も選べるような形にしていければいい」と奥村さん。
 店頭発売に先駆けて先行予約販売も実施。詳細はホームページにて。
【メモ】茶匠おくむら園の営業時間=午前10時半~午後6時半、日曜定休。西新井駅西口から徒歩約9分。

写真上から①/「あだちのおみやげ」
②/奥村さんを囲む潤徳の生徒と教員。左はエイジの小林さん=潤徳女子高等学校で
③/絵を描く生徒たち
④/購入先ホームページはこちら


生徒が描いた足立の風景=左から大師線、宿場町通り、しょうぶ沼公園の菖蒲田