足立朝日

Ecoadachi エコ足立 小惑星に命名

掲載:2008年12月20日号
渡辺氏から区長に「エコ足立」の命名額が授与された

 冬は星が美しく見える季節。夜空を望遠鏡で眺めると、双子座の弟・ポルックスの近くに、小さく輝く星がある。名前は「Ecoadachi(エコ足立)」。今年9月に国際天文学連合によって、正式に承認された。
 エコ足立は、94年11月に北海道の渡辺和郎氏と円館金氏が共同発見した小惑星で、火星と木星軌道の間を4・55年で1周する。大きさは推定直径10㎞前後で、小惑星の中では比較的大きい。



渡辺氏から区長に「エコ足立」の命名額が授与された

 命名のきっかけは、今年6月に行われた区民環境フェア。渡辺氏の知人で、(財)日本宇宙フォーラム参与の寺門邦次氏が講演中に、長年の足立区の環境フェア実施に対して命名を提案、会場の賛同を得て実現した。これまで自治体名が命名された例はあるが、「エコ」と「足立」をつなげるような造語は珍しいという。
 11月9日にギャラクシティ・こども科学館で開かれた「宇宙教室」で命名額の授与式が行われ、近藤やよい区長、木下ひろみ環境フェア実行委員長、寺門氏、渡辺氏、小中学生約200人が参加した。
 近藤区長は「肉眼では見えないが、天文に興味を持つきっかけになれば」、木下実行委員長は「地球にやさしいひとのまち・あだち、の言葉のように、環境を考える人になって」と呼びかけた。
 プラネタリウムでエコ足立の位置が説明されたほか、「2009年世界天文年~ガリレオが発見・観察した星たち~」のテーマで渡辺氏が講演。また、宇宙飛行士・向井千秋氏直筆の額が寺門氏から贈呈された。命名額と向井氏の額は、ギャラクシティに展示されている。