足立朝日

西新井文化ホール ハイライト Vol.5 林家たけ平独演会

掲載:2020年10月5日号
明るい話芸で1年の締めくくり

 ファン待望の「林家たけ平独演会」が、この12月、西新井文化ホールで行われる。
 足立区生まれの足立区育ち、今なお足立区在住の生粋の足立っ子である落語家のたけ平は、高座でも日常でもテンポの良い江戸言葉の遣い手で、古典落語、滑稽噺から人情噺、怪談噺まで幅広く演じる。艶っぽい廓噺も絶品だ。
 通常落語家は、焦がれた師匠に最初から弟子入りするものだが、たけ平の場合は事情が違う。大学卒業後、会社勤めのサラリーマンとなる人生に「それが本当にやりたいことか!?」と自問自答。初めて入った寄席での林家こぶ平(現・正蔵)の存在にインスピレーションを覚え、林家へリクルート。こぶ平のマネジャー兼林家の事務方としての人生をスタートしたが、熱心な仕事ぶりや、真っ直ぐな性格、日常会話の面白さが香葉子おかみ(現・大おかみ)に買われ落語家に転身。2001年、憧れのこぶ平に入門し、2016年には真打昇進を果たして、帝国ホテルで500人規模のお披露目を行った。
 2019年には、三遊亭萬橘と谷中商店街「夕焼けだんだん」下に寄席「にっぽり館」をオープンさせ、落語初心者をも虜にしている。
 今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、予定していた高座やイベントはことごとく中止に。しかし、たけ平が愛を込めて「爺さん」と呼ぶ、現在100歳の祖父の影響で培った「昭和歌謡曲」への知識をもって、ラジオ番組「よみがえる昭和の名曲」(JCNチャンネル)や、素のたけ平全開の「林家たけ平の〝楽〟語の時間」(FMカオン)で活躍。懐メロ愛が高じて上梓した「よみがえる歌声 昭和歌謡黄金時代」(ワイズ出版)は、たけ平自身による名歌手30人超への豪華インタビュー集で大評判。
 満を持して登場する西新井文化ホールでの独演会には、林家正蔵女流一番弟子で、たけ平の妹弟子である林家なな子も出演。特別ゲストとして、たけ平が所属する落語協会会長の柳亭市馬も登場! なお、来年1月5日(火)に同ホールで行われる《初春》西新井寄席にも出演決定! 10月7日(水)販売開始。
【日時】12月13日(日)午後1時30分【料金】前売3000円、当日3300円*未就学児不可【チケット】TEL5242・8161