足立朝日

ASA梅田・五反野

掲載:2011年6月5日号
 朝日新聞・足立朝日新聞を読者の手に届けるのは、朝日サービスアンカー(ASA)のスタッフたち。読者の皆さんに地域のASAを知っていただくことで、より朝日新聞・足立朝日新聞に愛着を持っていただけるよう、6月号からASA紹介コーナー「JONETSU仕事人」をスタート!
 ASA梅田五反野には、ドラマがある。
 渡邉伸樹所長は、かつて板前として活躍。父の仕事を継ぐために新聞業界に転身した。持ち前のアイデアとセンスを駆使し、購読数増加に向けて奔走。既存の社屋を光溢れるモダンな建物に建て替えもした。
 同時にチャレンジしたのは「販売店便り」。転身直後から13年間継続している。主婦読者が原稿を書く「アサちゃん便り」創刊は5年前。さらに購読料口座引き落としなどの読者には、「勝手にVIP読者報」も発行。どれも読者の知りたい情報やプレゼントなどのサービス情報満載だ。今年はできなかったが、4月末にはカブトムシの幼虫配布。クリスマスのデリバリーサンタは13年前から継続。今後は蛍光灯をLEDに替えて省エネに貢献する。
 この13年間、渡邊所長の片腕となってきたのは、秋田県出身の仲野谷智店長。電話の声だけで本人と判る名物店長だ。かつて企業の営業として全国を飛び回ったが、28歳でこの業界に転身。大きな目標を見出せずに、秋田へ帰ろうとしていた矢先、渡邊所長が病を得た。入院前日に告げられた言葉は「後を頼む」――。その怒濤(どとう)の日々の中で、真にこの業界の面白さに目覚めた仲野谷店長。「生きていくために勝負をする。死ぬまでこの仕事に懸ける!」と思いは深く熱い。
 言わば静と動の2人の絆がしっかりと結ばれ、8人の社員、31人のスタッフが心をひとつにして業務に励む。2人の願いは共通だ。「未来を背負う子どもたちこそ、新聞を読んで幅広い知識のある人間に育ってほしい」
 テリトリーには荒川土手があり、老若男女がウォーキングを楽しむ。歴史ある梅田地域は神輿が盛ん。販売所挙げて神輿担ぎを手伝い、地域密着の活動を展開する。

●お店データ
★ASA梅田・五反野
足立区梅田1‐17‐2 TEL3886・1893
所長:渡邉伸樹、店長:仲野谷 智
担当地域:梅田(梅田8丁目一部除く)、足立、綾瀬の一部、西綾瀬、中央本町2丁目



写真/ASA梅田五反野の素敵な仲間たち(後列中央が渡邉所長、前列右から2人目が仲野谷店長)