足立朝日

37.「堀之内氷川神社」

掲載:2011年11月5日号
堀之内1‐7‐4

 今回は、堀之内の鎮守である「堀之内氷川神社」を紹介。同社は、首都高下を走る土手下通りに面し、真言宗のお寺・不動院と日本有数の顔料メーカー大日精化㈱に挟まれた場所にある。
 ご祭神は素戔鳴尊(スサノオノミコト)、大山咋命(オオヤマクイノミコト)、建御名方神(タケミナカタノカミ)。創建や由緒の詳細は不明だが、残存する資料から約200年前の創建ではないかと言われている。例祭日は9月15日で、本祭りは3年に一度、次は平成25年。
 鳥居には、龍を模したしめ縄が飾られているが、これは毎年例祭日前に氏子の皆さんが作り替えている。また、煉瓦(れんが)産業が盛んだった地域であったことから、社殿の一部に煉瓦を使用。社殿の裏には3つの小さな祠(ほこら)=水神、稲荷、三峯=があり、こちらにも煉瓦が使われている。
 そのほか、ケヤキなど8本の保存樹や、春には入口からシダレザクラの桜並木が参拝客を出迎える。
【問合せ】TEL3897・6483八木宮司
【交通】「北千住駅西口」よりコミュニティバスはるかぜ「堀之内・椿循環」で「堀之内公園前」下車徒歩約3分

写真上/1975(昭和50)年に新築された社殿
下/迫力ある顔つきのしめ縄