足立朝日

あの町この店

掲載:2014年3月5日号
雑貨カフェcup2gallery 103号室
千住橋戸町5‐3

手作りの空間でやさしいひと時を

 築40年のアパートの一室。103号室という響きに、わくわくしながら水色のドアを入ると、奥に木と白壁のやさしい空間が広がっている。
 外国で友人の家に遊びに行ったらこんな感じかも、なんて思わせてくれる不思議な雰囲気に心が和む。板張りの床も家具も全て、美大出身のオーナーの手作り。
 そんな中でいただくコーヒーは、ハンドドリップで、レギュラー(350円)と季節のブレンド(400円)。紅茶(ポット2杯分)は500円から。
 ケーキは2種類。極力添加物は使わずに作る、自家製ならではのやさしい風味。ベイクドチーズは、甘さ控えめでレモンの酸味が効いた大人の味。ガトーショコラは洋酒とオレンジピールを使ったちょっとビターな生チョコ風。ともに単品400円、飲み物とセットで50円引き。
 雑貨コーナーに並ぶ、若手作家たちのキュートな作品は、贈り物にも最適。素朴な木製ブローチ、ポストカード、手紙入りの小瓶、カップ型のモビールなど。小さなファンタジーの世界を閉じ込めたような樹脂アクセサリーは、ブローチ(800円)、ペンダント、ピルケース等がある。
 元押入れの展示スペースには、オーナーの作品。帆布と革のハギレで作ったバッグは、素朴で味わいがある。どれも1点もので3800円~。カードケース(1200円)も。
「手作りのものに触れつつ、ゆっくりした時間を過ごしていただければ」。癒しの空間でやさしいひと時をいかが。
 3月の営業は木・金・土曜日のみ。正午~午後7時。


写真上/自家製ケーキとコーヒー&かわいい雑貨
中/1点ものの帆布とハギレ革のバッグ
下/雑貨コーナー





〈交通〉「千住大橋駅」徒歩2分、「北千住駅」徒歩20分