足立朝日

PTA会長&校長奮戦記 その5

掲載:2016年3月5日号
大谷田小学校(中川4-41-27)
河本孝美PTA会長 & 相澤貞惠校長


 大谷田小学校PTA副会長を3年間務めた河本会長が、会長となった3年前、相澤校長が千寿第五小学校(五反野小学校と統合、現足立小学校)より赴任。それ以来、心から信頼し、何でも話し合える関係を築いて子どもたちのために二人三脚で奔走している。「足立区小学校69校のうちで三番目に小規模の本校。でも、どこよりも自慢できるPTA」と河本会長は胸を張る。 
 相澤校長も「地域の皆様が『自分たちの学校』という意識で支えてくださる。まさにコミュニティ・スクール。河本会長は小山清元会長のお譲さんで、河本会長のお嬢さんも本校の児童。親子3代での関わり」と喜びを隠さない。開かれた学校づくり協議会の狩野裕健会長も前々代PTA会長で、現役の保護者でもある。
 河本会長は、小学校PTA連合会副会長も務めているが、鈴木淳同連合会会長は河本会長の幼稚園時代の同級生で、家族ぐるみの付き合いだ。第十二中学校PTAの井門明洋会長(中学校PTA連合会会長)とも親しく、小中学校の区域がらみでお互いを支え合う強い絆がある。
 相澤校長は「いつも笑顔の河本会長のリーダーシップは見事! PTAだけではなく、子どもたちからも信頼されている。地域の方々がボランティア・ゲストティーチャーとして60種類におよぶ学びの場をつくってくださっているが、河本会長はお裁縫を指導。やんちゃな子どもたちも、河本会長の言うことはよ~く聞く。私自身もどんなに助けられたことか」と感謝。河本会長は「相澤校長は、きっと教壇に立ちたいと思っているはず。教員としての確固たる信念を先生方へ反映させている。若い先生方への相澤校長の思いやりの指導が行き届いていて、どの先生もPTA行事に喜んで参加してくださる。毎年行うソフト・バレーボールと卓球のスポーツ大会、親子ペットボトルロケット打ち上げ大会、そしてPTA新年会など、先生方が保護者や地域の方々と一緒に楽しんでくださる」と返す。すかさず「持ちつ持たれつの関係は、大谷田カルチャー!」と相澤校長。
 尊敬と信頼をもって向き合う女性同士の「大谷田小への深い思い」の語り合いに終わりはない。

写真/相思相愛の相澤校長(左)と河本会長