足立朝日

PTA会長&校長奮戦記 その8

掲載:2016年6月5日号
青井中学校(青井4-19-1)
丸山悦男前PTA会長・原元隆光新会長&赤田博正校長


 これまで学校行事との関わりがなかった原元新PTA会長。25年前にサッカー部の先輩であった丸山前会長から委任され、この春、PTA会長に就任した。「1年目は勉強期間として、2年目からはハードルを上げて取り組んでいきたい」と、ソフトな語り口の中に3年間続投の意志をのぞかせる。
 丸山前会長は、そんな原元新会長を頼もしく思い、「青井中愛」をバトンタッチ。「保護者同士が仲良くなれると一番いいという想いで、3年前から青井中フェスタを始めた。PTAによる模擬店と、部活動の生徒によるゲーム。昨年からバスケットボール部ができたので、地域のミニバスケットボールの子どもたちや近隣小学校の5~6年生も招待して、盛大なフェスタとなった。皆さんに青井中の良さを目の当たりにしていただけるチャンスなので、このフェスタをより広めて充実したものにしてほしい」
 赤田校長は、教員生活35年目。そのうち29年間を足立区で勤務。この春、伊興中から青井中に異動して間もないが、既に同校校長の顔を持つ。「本校の生徒たちは純粋で、何事にも一生懸命。教員の熱心さも際立っている。自尊感情、自己肯定感を感じられる教育を通して、子どもたちに自信をもってもらいたい。本校に来て驚いたのは『ライフスキル教育』。人との接し方、表現の仕方などを通じて、自分を大切にすることを教える素敵な授業。これから大海原へ出る時に、本校で学んだことを発揮して、どこででも生きていける人間になってほしい。そして、何よりも『平和の大切さ』をしっかりと考えられる人間になってほしい」と生徒に期待を寄せる。
 新会長就任の話を聞きつけ、サッカー部時代の先輩たちが「うれしいよ」と言ってくれた言葉を胸に刻む原元新会長。「どこまで踏み込んでいいのか不明で戸惑いがあるが、校長先生はじめ現場の先生方やPTAの皆さんとしっかり話し合って意見を吸い上げ、裏方として青井中をサポートしていきたい」と思いを新たにする。
 赤田校長は「人と人を繋げるのがPTA。子どもたちと共に良い卒業式を迎えられるよう、一緒に頑張りましょう!」とエールを送る。

写真/赤田校長(中央)と固い握手を交わす原元新会長(左)丸山前会長