足立朝日

PTA会長&校長奮戦記 その10

掲載:2016年12月5日号
宮城小学校(宮城1-27-25)
田中則聡PTA会長&藤井基人校長


 11月18日(金)、宮城小学校PTAは、松野博一文部科学大臣列席のもと、300人近い関係者が参集したホテルニューオータニで、公益社団法人日本PTA全国協議会(寺本充会長)から表彰状を授与された。「多年にわたるPTA活動を通じて地域社会、教育の進展に尽力した功績」が認められた晴れ舞台であった。そのPTAを率いるのが田中則聡会長である。足立区小学校PTA連合会会長としても活躍中の田中会長は、自身も妻も宮城小の卒業生という地元っ子。現在、会長職6年目だが、それ以前のPTAソフトボールの活動を含めると、12年間の活動となる。「宮城小PTAのスキルの高さに支えられて、これまで何事もなく会長を続けられている」と仲間に絶大な信頼を置く。
 この春、花畑西小学校から同校へ赴任し、半年後の10月29日(土)に創立70周年記念行事を迎えた藤井基人校長は「宮城小がいかに地域の方々に愛され、大切にされているかを実感した」としみじみと話す。田中会長としても初の周年行事のため、元PTA会長の清水栄市氏が委員長を務め、歴代先輩PTA会長陣が全面的にバックアップ。周年行事は大成功に終わった。
 同校では登校班制を採用。児童間で縦割りの良い関係が築かれている。児童の活躍もまた目覚ましい。連合陸上大会400mリレーでは、男子は区内で1位、女子は6位に入賞。学芸会では各学年と特別支援学級が7つの劇を発表し、4年生と6年生は劇団四季の台本によるミュージカルを披露。お互いの学年が意識し合って素晴らしい作品になった。「宮城小の子どもたちは、一つの目標に向かって盛り上げようとする意識がとても高い」と藤井校長は目を細める。さらに「教員の連携も素晴らしい。鹿俣昇副校長が教員間の架け橋となり、情報共有のもと、どの児童に対しても細やかな指導が行き届いている」と胸を張る。
 子どもの育成には、地域の役割が大きい。5年生の「米作り」では、江南中開かれた学校づくり協議会の竹之内茂樹会長が快く協力。江南地少協の活動も活発だ。チャイルドタウンフェスティバル、防災体験宿泊訓練などでは、江南中学校の生徒たちもボランティアとして大活躍する。
 他校の校長陣からも太鼓判を押される藤井校長を、田中会長は深く信頼し、12年間の経験をもって目下全力でサポート中だ。

写真/表彰状を胸に田中会長(右)と藤井校長