足立朝日

86.「鈴野稲荷神社」 一ツ家4-10-12

掲載:2017年5月5日号
 車検場通り沿いに、住宅の狭間に建つ小さな神社がある。車の通りが多い通り沿いにあるのだが、注意していないと見過ごしてしまいそうなほど。
 もとは少し北上した六町2-1付近にあったが、土地区画整理の影響で現在の場所に移された。神社名の「鈴野」は、一ツ家地域の鈴木家と野口家の社であることから付けられた。
 境内には、平成4年(1992)に奉納された人がくぐれるほどの大きさの石の鳥居、それを伝える「鳥居玉垣奉納者の碑」、昭和47年(1972)の「灯篭奉納の碑」などがある。この碑には、奉納者の名が刻まれていて、前述した鈴木一族と野口一族の名前のほか、奉賛する近隣の人々の名前が記されている。
 季節は終わってしまったが、桜で有名な広々とした「一ツ家第一公園」もそばにある。この公園には健康遊具や卓球台、すべり台などもあるので、休日のお散歩がてら参拝に訪れてみてはいかが?
【交通】「西新井駅東口」からはるかぜ7号「八潮駅北口」行きで「都営住宅」下車徒歩約2分

写真上/社には雨の日でも濡れないようにするためか屋根が掛けられている
下/奉納者の名前が刻まれた「鳥居玉垣奉納者の碑」