足立朝日

97.「(足立)氷川神社」 足立4-35-15

掲載:2018年11月5日号
 五反野駅の改札を出て左へ進み、1本目の信号を右折した先にある神社。
 境内は約445㎡(135坪)とそれほど広くはないが、足立四丁目町会事務所の「末広会館」があることから、地元の人たちにとって大切な場所であることがうかがえる。
 この周辺は、旧千住北組時代(1878~1889年頃)に千住四丁目の飛び地が多かった。千住四丁目の「千住氷川神社」が素戔嗚尊を祭神に祀っていたため、足立四丁目にも同じく素戔嗚尊が祀られたと言われている。昭和18年(1943)に大宮の氷川神社から分霊する手続きを経て氷川神社となり、昭和22年(1947)に氷川講を結成し、戦後の町会運営を担った。
 現在の社殿は昭和29年(1954)の建立。また、境内にある手洗鉢は神社建立と同時に奉納されたものだ。
【交通】「五反野駅」から徒歩約4分

写真上/入口の鳥居は平成7年(1995)に新しく建立された
下/手洗鉢