足立朝日

ハイライトVol.20 天文講演会「金星の素顔を探る」

掲載:2023年4月5日号
JAXAの佐藤教授 金星を語る

 今年の3月から7月は、西の空に金星がよく見える。ギャラクシティまるちたいけんドームでは、この春、金星探査機「あかつき」の計画・運用に携わる佐藤毅彦氏(JAXA宇宙科学研究所教授)を招き、「金星の素顔を探る」をタイトルに講演会を行う。
 惑星は太陽から近い順に、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星がある。金星は、地球のすぐ内側を回り、地球よりも太陽の近くを回る惑星で、地球に最も近づく惑星でもある。
 「あかつき」は、その金星を回る軌道に乗って、新たな金星の素顔を明らかにした。直径は地球の0・95倍、重さは地球の0・82倍と、大きさ・重さとも地球とよく似ている。内部構造も地球とほぼ同じであると考えられているが、厚い大気のほとんどが二酸化炭素のため、強い温室効果が働き、表面温度は昼夜とも460℃に達する。また、金星の大気の上層では、秒速100mの風が吹いていて、約4日で金星を1周。自転周期が非常に遅いのにもかかわらず、なぜこのような強風が吹いているのかは不明で、その気象は謎に満ちている(出典=JAXA)。
 講演内容は小学校高学年以上向き。講師の佐藤教授は、東京理科大学大学院で博士学位を取得した後、1992年からハワイ大学天文学研究所で研究者のキャリアを開始。当初は木星の赤外線オーロラを研究。NASAゴダード宇宙飛行センター、東京理科大学計算科学フロンティア研究センター、熊本大学教育学部を経て、2006年からJAXA宇宙科学研究所で現職。あかつき金星探査計画には2001年から参画。惑星科学研究のみならず、インターネット天文台や星座カメラを使った理科教育にも力を入れている。
【日時】4月30日(日)午後6時
【料金】無料
【事前申込制】受付中。中学生以下は保護者同伴。定員(170人)になり次第受付終了。TEL5242・8161
 なお、同講演会に合わせ、金星が写った写真を一般から募集。ギャラクシティホームページでのwebによる、みんなの写真展「金星のある風景」を開催中だ。
【応募期間】5月31日(水)まで
【応募方法】メールに写真データ添付
 応募期間終了後、解説員が10作品ほど選び、同館2階でも展示する。詳細はホームページ参照。