足立朝日

Vol.236 シアター1010 20周年記念 千住落語会Vol.26

掲載:2024年4月5日号
祝いの落語会に白酒登場!

 この春、シアター1010が創立20周年を迎える。その記念すべき年に開かれる千住落語会には「桃月庵白酒」が登場!
 穏やかな性格と優しい眼差し、キュートな笑顔が魅力的な白酒が、ますます磨きがかかった話芸を披露する。
 鹿児島県の名門校・県立鶴丸高校から、早稲田大学社会科学部に進学した白酒は、落語研究会に所属したことで落語の面白さに目覚めた。周囲が就職活動に追われる様子を傍目に見ながら、迷うことなくこの道を選択。
 自称「声フェチ」の白酒は、五街道雲助の美声に惚れ込んで入門を希望した。学業優秀な白酒は、「落語がダメなら勤めればいいや」と軽く考えたが、いざ入門を願い出るとなると、「このまま落語家になってしまって大丈夫か」と急に不安になり、師匠の自宅前を行ったり来たり。そんな白酒の不安を取り払うべく、1992年、雲助は初の弟子として白酒を温かく迎え入れた。
 師匠の期待通り白酒の成長は目覚ましく、2005年に真打に昇進し、三代目「桃月庵白酒」を襲名。受賞歴も、1999年・北とぴあ若手落語家競演会奨励賞、2005年・第10回林家彦六賞、2011年・平成22年度国立演芸場花形演芸大賞、同年・平成22年度彩の国落語大賞、2018年・平成29年度芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数。
 2014年には、国際交流基金「文化芸術交流海外派遣助成」事業により、スイス、チェコ、オランダ、デンマークで高座を行い、グローバルに活躍した。
 落語以外では、映画「ももいろそらを」(小林啓一監督)に出演し、「印刷屋のおやじ役」で登場。同作品は、第24回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門の作品賞を受賞。同監督による「ぼんとリンちゃん」では、友人探しに奔走する主人公に協力するネットカフェの住人を好演。2022年には「ツユクサ」(平山秀幸監督 脚本・安倍照雄)に出演した。
 高座では、師匠に負けない美声で、大爆笑のマクラからクセのある登場人物へするりと移行し、本格古典落語をたっぷりと聴かせてくれる。
【日時】4月21日(日)午後2時【料金】(全席指定)3800円、※フレンズ会員・足立区民(在住・在勤・在学)割引あり。※未就学児入場不可【チケット】TEL5244・1011