足立朝日

圧巻の「語り」をジャパンフェスタで

　毎年多くの来場者を誇る「ジャパンフェスタinＡＤＡＣＨＩ」の２０２６年開催は２月。中でも大好評の「浅野温子 よみ語り」が第五弾を迎え、さらにパワーアップして観客に届けられる。
　題して「インクルーシブあくしょん！ 第三弾 『浅野温子 よみ語り』曽祖母の推し活ものがたり～明治時代にひとっ飛び！ その恋、応援します～」。
　「足立区にまつわるオリジナル脚本」をコンセプトに、今回は坂本龍馬の恋人と言われる足立区ゆかりの「千葉佐那」が登場！　北辰一刀流の剣士でもあった佐那の没後１３０年目の節目に、オリジナルストーリーでその「恋」を新解釈する。
　主人公の少女は、曽祖母（ひいばあ）の推し活を後押しするために明治時代にタイムスリップ！　さて、どんな物語が展開されるか――。
　ドラマ・映画・舞台などで、コミカルからシリアスまで幅広い役をこなす浅野は、俳優業と共に「語り」にも力を入れている。その力強い声は、観客に圧倒的な臨場感を感じさせ、時には優しくふんわりと観客を包み込み、夢の世界へと誘う。
　同公演は、視覚や聴覚に障がいのある観客に向けて、鑑賞サポート（舞台手話通訳、手話通訳常駐、ポータブル字幕、聴覚補助機器、音声ガイド）付で上演される。同鑑賞サポートは、「東京文化戦略２０３０」の取組「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環で、アーツカウンシル東京が助成。
　なお、佐那をより理解するための名所が区内に存在する。龍馬の許嫁であった佐那は晩年、現千住仲町に移り住んだ。家伝の灸を生業として暮らし、その後、灸を専門とする治療院を開設。現在、千住仲町１‐１に「千葉佐那 千葉灸治院跡」の説明板が設置されている。
【日時】２０２６年２月７日（土）午後２時（終演３時予定）
【場所】ギャラクシティ西新井文化ホール
【対象】小学生以上（小学生は保護者同伴）
【料金】一般１５００円▼区民割引１０００円（前売りのみ）▼高校生以下５００円
【チケット発売】12月４日（木）より
【問合せ・チケット】TEL５２４２・８１６１