足立朝日

vol.246 千住落語会 vol.30 桂宮治 独演会

掲載:2026年3月5日号
探し求めた「人を幸せにする仕事」

 シアター1010記念すべき30回目の「千住落語会」に、桂宮治が8年ぶりに登場!
 軽快な「阿波踊り」の出囃子に乗って高座に上がる宮治の噺は、とにかく明るくパワフルだ。そんな宮治が誕生するまでのストーリーも実に面白い!
 幼い頃にドリフターズの面白さに目覚めた宮治は、漠然と舞台への憧れを抱いた。高校卒業後に、生計を立てるために店頭で化粧品を売る仕事に就いたところ、これが大ヒット! またたく間にトップセールスマンとなったが、ある日「この仕事は人を幸せにしているか? 本当に買って良かったと思う人は何%いるか?」と自問自答。
 そんな宮治の姿を見た妻は「一度きりの人生、好きなことをすれば?」と背中を押した。妻の決断力はあっぱれだ! 彼女の深い愛情と理解を得て退職した宮治は、何気なく見た動画サイトで2代目桂枝雀の落語を聴き、大きな衝撃を受けた。「人を幸せにする落語家になりたい!」と道を決めた宮治は、都内の寄席を回り師匠探しをスタート! 3代目桂伸治に惚れこんで入門を願ったが快諾とはいかず、やっと「奥さんを連れてきなさい」――。2008年、念願の入門を果たし、4年後には二ツ目、2021年には抜擢真打となった。
 2012年・NHK新人演芸大賞落語部門大賞を皮切りに、2013年・にっかん飛切落語会 最優秀賞、2014年・国立演芸場花形演芸大賞 銀賞、同年・にっかん飛切落語会 最優秀賞(2年連続)、2015年・第26回北とぴあ若手落語家競演会 北とぴあ奨励賞、などなど多くの賞を受賞。着実に落語家としての話芸を高めてきた。
 自叙伝「噺家人嫌い」も上梓し、意外な宮治の一面を知ることができる。
 2022年からは、あの国民的長寿番組にレギュラー出演し、愉快な大喜利を披露中。今や全国区の知名度で、人々に「幸せ」を届け続けている。
【日時】4月23日(木)午後6時30分
【料金】全席指定3800円▼フレンズ会員・足立区民割引(在勤・在住・在学)あり▼未就学児入場不可
【チケット】TEL5244・1011