足立朝日

千住スケッチ散歩<第13回(最終回)>

掲載:2026年3月5日号
不屈の銀杏・千住神社(千住宮元町24-1)
大神輿・富士塚・芭蕉句碑・恵比寿様・防空壕跡


 足立区郷土博物館で、昭和20年の千住空襲後のガレキ状態の千住神社の写真を見たことがあった。
 ポツンと残っているのは土蔵で、植木の姿は一本も見られなかった。その時、千住神社は全焼したという。参道沿い近くの銀杏の樹の前に案内板が建てられていた。
 「20年4月10日、この銀杏も焼けこげたが、コゲ跡を刻み復活して今も生き続けている」と記されていた。
 浅草寺の境内にある焼けコゲた銀杏が有名だが、千住神社の不屈の銀杏は千住区民の悲しみ、苦しみ、喜びをともに経験してきた証である。
 私は若い人たちに一緒に防空壕跡地を見てほしいと思っている。