足立朝日

千住大川町東町会 佐藤久会長(72歳)

掲載:2009年7月5日号
消火隊の訓練充実で防災に力点

 国道4号の東側、荒川に面した千住大川町一帯は、東西南の3町会に分かれている。千寿双葉小学校を含む東町会は、世帯数は780。8つの部で構成され、各部の役と兼任の副会長5人が会長の元で活動を支える。

 昔から町を見守っているのが、学校横にある火伏せと厄除けの地蔵尊。地元の人の信仰が篤く、常にきれいに手入れされている。
 かつてはその裏にあった町会会館は、4年前に元宿小との統合新校建設に伴い、双葉小の敷地内に新たに設置。1階は地域防災倉庫と学校の体育倉庫、2階が旧2校の資料館を兼ねた町会会館という特徴的な作りになっている。
 防災倉庫に保管されているD級ポンプを使って、防火防災部の消火隊が毎月訓練を実施。2カ月開けるとエンジンがかかりにくいため、欠かしたことはない。区や千住消防署の訓練に乞われて参加することも多いという。
 佐藤会長は「ポンプをちゃんと使っている町会が少ない」と地域防災の現状を憂える。以前、ボヤを消し止めたのも、日頃の心構えの賜物だ。誰でも簡単に扱えるため、隊員以外の人も訓練に参加して操作を覚えてもらいたいと、副部長たちも口を揃える。
 歴史の長い廃品回収は新生活部が担当している。毎月1回の回収に20人位が参加。その収益で、子どもたちのソフトボールのユニフォームをそろえたこともある。今は赤字になることもあるが「やらないよりはやった方がいい」と会長は笑う。青少年部はソフトボール大会、ラジオ体操、バーベキューなど子どもたちの笑顔のため、企画に力を注いでいる。
 最近、新たに理事部が設けられた。増加しているマンションの住民の対応窓口だ。マンション自治会が町会とは独立している地域が多い中、ここでは自治会がそのまま町会に入る形を取っている。同じ地域の住民として、防災など協力して町を守って行こうという考えからだ。
 町会内にある氷川神社では、6月末~7月の富士塚の山開きのお祭り、9月の例祭には大川町3町会などが集まり地域一体となって盛り上がる。