足立朝日

14.氷川神社(舎人)

掲載:2009年12月20日号
舎人5―21―34
氏子=舎人全域


 ご祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)。
 創建は不祥だが、正治2年(1200)鎌倉時代の初期に埼玉県・大宮の氷川神社より勧請し祀ったと伝えられている。総けやき造りの本殿は、天保7年(1836)に造られたもので、足立区登録有形文化財に指定されている。

 拝殿の奥の本殿は、文化財保護のため普段は金網越しにしか見ることが出来ない。柱と壁面には見事な彫刻が施され、登龍、降龍、八岐大蛇退治、天の岩戸開き、天孫降臨の様子が浮彫りになっている。次回公開は3月28日(日)午前10時~午後2時の予定。詳細はTEL3880・5984区文化財係。


 境内社は八幡神社(品陀和気命・ホンダワケノミコト=応神天皇)、稲荷神社(宇迦之御魂命・ウカノミタマノカミ)、八坂神社(建速須佐之男命・タテハヤスサノオノミコト)、久伊豆神社(大己貴神・オオアナムチノカミ)、厳島神社(市杵島姫命・イチキシマヒメノミコト)。

 12月23日(水)は「舎人文化市(ごぼう市)」が開かれ地元産の野菜などが安価で手に入る(TEL3897・6748舎人町会文化部)。
※都神社庁発行の掲載名簿順に順次掲載。次回は入谷氷川神社、伊興八幡神社

写真上=参道から拝殿
写真下=本殿正面柱の龍の彫刻