シアター1010こけら落とし記念公演での名舞台「パサジェルカ」を演じ、その存在感を発揮した「スタジオライフ」が12月1日(木)~11日(日)、同劇場に再登場する。今回は、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞受賞作家・東野圭吾の「白夜行」を上演。東野作品初の舞台化を手掛けたのは、同劇団唯一の女性でもある演出家・倉田淳。85年に河内喜一朗と共に「スタジオライフ」を結成し、今年創立20周年を迎えた。88年から「役者は男性のみ」の新スタイルで、さらに脚光を浴びている。
「白夜行」は2部構成で、第1部の東京・大阪公演は終了。いよいよストーリーの結末が判明する第2部が、シアター1010で心待ちされる。時は73年、大阪の廃墟ビルでの殺人事件が迷宮入りする。「被害者」の息子・亮司と、並外れた美しい容姿を持つ「容疑者」の娘・雪穂。白夜の光の中を行く男と女の姿を、複雑緻密な構成で物語るミステリーの傑作。この主役、亮司を笠原浩夫と山本芳樹が、雪穂を岩﨑大と舟見和利がダブルキャストで贈る。
笠原は「亮司役を4か月間引っ張っていくのは、精神力と忍耐力のいること。普段も暗い亮司が入ってしまう気分」と、役の大変さを明かす。同劇団の顔としてキャリアを積んだベテランは、静かな眼で語る。「シアター1010が誕生した時に、僕たちが舞台に立ったことを思い、一緒に成長していけたらいいなと心から思う。役者にとっても使いやすく、客席からも見やすくて気持ちが良い劇場。足立区の皆さんも、ぜひ一緒に楽しんで下さい」 岩﨑は端正な顔に決意を表わす。「4年ぶりの女役。絶世の美女役だけれど、女性の真似をするのではなく、男も女も同じ人間と
いう気持ちで、自分なりの雪穂を演じたい。僕は1部に出ていないので、だからこそ新しい力になれるようにテンションを上げて精一杯努めます。ぜひ応援してください」
公演に先駆けて、両キャストの挨拶と原作本(当日販売)へのサイン会が、11月24日(木)午後5時45分~7時、シアター1010ギャラリー(北千住マルイ11階)で行われる(申込不要)。シアター1010チケットセンター℡5244・1011。
「白夜行」は2部構成で、第1部の東京・大阪公演は終了。いよいよストーリーの結末が判明する第2部が、シアター1010で心待ちされる。時は73年、大阪の廃墟ビルでの殺人事件が迷宮入りする。「被害者」の息子・亮司と、並外れた美しい容姿を持つ「容疑者」の娘・雪穂。白夜の光の中を行く男と女の姿を、複雑緻密な構成で物語るミステリーの傑作。この主役、亮司を笠原浩夫と山本芳樹が、雪穂を岩﨑大と舟見和利がダブルキャストで贈る。
笠原は「亮司役を4か月間引っ張っていくのは、精神力と忍耐力のいること。普段も暗い亮司が入ってしまう気分」と、役の大変さを明かす。同劇団の顔としてキャリアを積んだベテランは、静かな眼で語る。「シアター1010が誕生した時に、僕たちが舞台に立ったことを思い、一緒に成長していけたらいいなと心から思う。役者にとっても使いやすく、客席からも見やすくて気持ちが良い劇場。足立区の皆さんも、ぜひ一緒に楽しんで下さい」 岩﨑は端正な顔に決意を表わす。「4年ぶりの女役。絶世の美女役だけれど、女性の真似をするのではなく、男も女も同じ人間と

公演に先駆けて、両キャストの挨拶と原作本(当日販売)へのサイン会が、11月24日(木)午後5時45分~7時、シアター1010ギャラリー(北千住マルイ11階)で行われる(申込不要)。シアター1010チケットセンター℡5244・1011。