
同展は伊勢丹浦和美術とギャラリー上原(渋谷区)が主催するもので、若手の画家を発掘しプロとして育てていこうという、全国初の試み。ポートフォリオ、小論文、作品審査で選ばれた30歳以下の10人のアーティストが、1年にわたって勉強会と発表の場で、画家としての自立を学んでいく。
長谷川さんは昨年、大家でも受賞が難しいとされる日本芸術センター第3回絵画公募展(東京芸術センター)に初出展し、金賞を受賞。幻想的で奥行きや広がりを感じさせる作品が、確かな実力とともに評価された。
今回の出品作は、アクリル絵の具による「たらし込み」と「ぼかし」の技法を使った絵画5点。その場で購入も可能だ。
「私のモチーフは、とにかく自分が好きだと思った人、物、色合い、言葉」という長谷川さん。合格して最初に思ったのは「何事もチャレンジしてみるもの」。「ちょっとした行動が、本当に貴重な経験を生み出して、日々驚いている。今回の展覧会がどなたにとっても素晴らしいことであったら、幸いです」
日時 8月11日(水)~17日(火)午前10時~午後8時(最終日4時)、
※長谷川さんの在廊日=14(土)・15日(日)
場所 伊勢丹浦和店7階、美術画廊・プチギャラリー(JR「浦和駅」徒歩1分)
入場料 無料
問合せ TEL048・834・1111伊勢丹浦和店(大代表)
写真=出展作品の1つ「響生」