足立朝日

光の祭典で人気者に ビュー坊の着ぐるみデビュー

掲載:2012年1月5日号
 足立区の新たなゆるキャラが、12月17日(土)・18日(日)、光の祭典(元淵江公園)会場で華々しくデビューした。
 その名は「ビュー坊」。愛らしい姿で密かに人気を集めている、区のビューティフル・ウィンドウズ運動(以下BW)のキャラクターだ。
 東京藝大の女子学生2人によって生み出され、これまで印刷物など平面の世界で、赤茶、黄、緑、青、ピンクの5人(?)グループとして活躍。それぞれが窓拭きや掃除をして、「美しいまちは安全なまち」と、犯罪抑止に効果のある街の美化の大切さをアピールしてきた。
 区民から「運動に役立てて欲しい」と寄付があったことから、区が着ぐるみの製作を㈲フリーハンド(花畑)に依頼。「一番かわいくてきれいな色」として、ピンクが5人を代表しての立体ソロデビューとなった。
 果たして、BWブース前にビュー坊が現れると、たちまち親子連れに取り囲まれるほどの人気ぶり。この時初めてBW運動を知ったというお母さんも。17日は、竹ノ塚駅前で行われた防犯・防火駅前キャンペーンにも参加し、ティッシュを配った。
 ビュー坊の中に入っているのは、イベントお任せ隊メンバーの高校生と大学生。小柄な女性4人が、交代で務めた。
千住緑町在住の濱口羽瑞希(はずき)さん(高2)は、「動きづらいし、肩に全部の重みがかかるので、翌朝肩が痛かった」と初の着ぐるみ体験に苦労しながらも、「手だけしか動かないけど、いっぱい手を振ったり楽しんでできた。触り心地がいい、とかなりの人気でした」と語った。
 ビュー坊ファンからは、「1つでいいの?」との声もあったそうだが、予算の関係で他の4人のデビュー予定はないとのこと。

写真/初登場の立体ビュー坊。集まってきた子どもたちと=元淵江公園で