第十二中学校(大谷田1‐37‐1)2年生の高橋一馬君、牧野馨さんが7月4日(水)、職場体験の一環として足立朝日新聞で記者体験をした。 まず訪れたのは、辰沼2丁目で神具仏壇一式を作る江戸指物師・飯岡一夫さん(67)の仕事場。
2人は、檜(ひのき)の匂いが一杯の仕事場で、釘などは一切使わず、細工した木を組み合わせてパズルのように組み立てていく「指物」の技を実際に見せられてびっくり。「木取り」「細工」「刻み」「組み立て」までの工程の説明にしっかりとうなずく。飯岡さんは、現在、主に神棚に置く「屋根宮」(ミニ神社)づくりに力を入れているが、2人の「楽しいことは?」の質問には「仕事が好きだから、いつも楽しいよ」とニッコリ。
続いて、西竹の塚2丁目にある「㈲プリントアート」へ。島崎勝信社長(68)はグラフィックデザイナーで、光の屈折の原理をアート技術にまで高めた第一人者。同社は「足立ブランド認定企業」だ。
まるでマジックの世界に引き込まれたかのような工房で、2人は数々のディスプレイを試したり万華鏡をのぞいて「おおー」「すごい」などと歓声を上げ、すっかり心を奪われた感じ。島崎社長は「作品を生むのは苦しいけど、完成するとつらさを忘れる」。最後に、島崎社長は、「カニになったつもりで私が地面に顔をつけて最近撮った写真」と千葉県館山の海岸の岩などの写真を見せ、「何に見える?」と問いながら、「視点を変えて物を見ることが大切だ」と訴えると、2人は大きくうなずいていた。
最後の取材は、3年前に千住桜木にキャンパスを造った帝京科学大学を訪問。まず、広報企画係長の細田和宏さん、係の西窪健一さんから話しを聞いた。隅田川沿い、尾竹橋近くに建った同大学には、生命環境学部、医療科学部、こども学部があり、1900人が学んでいる。2人は、案内されて、モニター付きの大きな教室や、小人数ゼミを行う教授の研究室、整体の実技を学んでいる教室、犬や猫を飼ったりしつけたりしている教室などを回ったが、最新設備の下、伸び伸びと勉強している様子に「みんな楽しそう」。
取材を終えての感想は、高橋君「もっと取材したかった」、牧野さん「その道のプロの話は深く感心させられた」。
写真上/飯岡さんと一緒に高橋君と牧野さん
中/万華鏡をのぞきながら島崎社長の話を聞く
下/ワンちゃんの登場にびっくり=帝京科学大学で


まるでマジックの世界に引き込まれたかのような工房で、2人は数々のディスプレイを試したり万華鏡をのぞいて「おおー」「すごい」などと歓声を上げ、すっかり心を奪われた感じ。島崎社長は「作品を生むのは苦しいけど、完成するとつらさを忘れる」。最後に、島崎社長は、「カニになったつもりで私が地面に顔をつけて最近撮った写真」と千葉県館山の海岸の岩などの写真を見せ、「何に見える?」と問いながら、「視点を変えて物を見ることが大切だ」と訴えると、2人は大きくうなずいていた。

取材を終えての感想は、高橋君「もっと取材したかった」、牧野さん「その道のプロの話は深く感心させられた」。
写真上/飯岡さんと一緒に高橋君と牧野さん
中/万華鏡をのぞきながら島崎社長の話を聞く
下/ワンちゃんの登場にびっくり=帝京科学大学で