足立朝日

アタカマ市長来訪 ギャラクシティで世界一の星空を

掲載:2012年9月5日号
 来年4月にリニューアルオープンするギャラクシティ(栗原1‐3‐1)のプラネタリウムで、「世界最高地点の天文台」の星空のライブ映像が上映される。
 その天文台が設置されている南米チリのアタカマのサンドラ・ベルナ・マルティネス市長が来日、7月30日(月)に近藤やよい区長を訪問した。
 東京大学大学院地理学系研究科天文学教育研究センター(東大天文センター)が設置したアタカマ天文台は、標高5640mの世界で最も高い位置にあり、ギネスにも認定された。
 昨年、足立区は東大天文センターとプラネタリウムの映像提供業務委託に関する協定を締結。年間通して雨天が少ないアタカマ市は空気が澄み、天体観測に最も適している。その見事な星空を、子どもたちの科学教育に役立てて行く計画だ。
 会談では足立区とアタカマ市の紹介VTRを鑑賞。天文台からの星空の写真が映しだされると、足立区側から感嘆の声が上がった。
 マルティネス市長は「遠い地球の裏側にある私の村の空を、足立区でも見られることはうれしい。一つの星空を共有できることで、今後何か新しいことが生まれれば」。近藤区長も「3日間かけて訪れてくれた市長の気持ちを大切にして、育てていきたい」と語った。

写真/近藤区長と懇談するマルティネス市長(左)