昨年7月からスタートした活動「花畑川を活かしたまちづくりの推進」が、1月19日(金)、第十三中学校(武藤秀徳校長)=神明南=で公開学習会を開いた。主催はNPO「エコロジー夢企画」(三井元子代表)と同校。
花畑川は綾瀬川と中川を結ぶ運河として昭和初期に開削されたが戦後廃れ、一時は水質悪化などが問題となっていた。また区の護岸整備計画に疑問を持った同NPOが、花畑川と隣接する第十三中の環境授業を組み合わせた取り組みを、「あだちまちづくりトラスト」助成金事業として昨年から進めてきた。
4回目となる今回は、「みんなで花畑川の将来像を考えよう」のテーマで、2年生(約200人)がこれまでの学習を総括した。前半はリバーフロント研究所代表理事の金尾健司氏が「多自然川づくりとかわまちづくり」と題して講演。後半は三井代表の指導でワークショップを行った。
生徒たちは15人のグループごとに、花畑川の「絶対に残しておきたい
こと」「直したいこと」を挙げ、予算5兆円で「花畑川を活かしたまちづくり」の構想づくりに挑戦した。
身近な自然としての河川、くらしの中の運河、コミュニティの核としての運河をコンセプトに活発に議論。釣り堀、温泉、テーマパーク、水中トンネル、ウォータースライダーなど集客施設を設置する案や、「船着き場を作って、登校やおばあちゃんの買い物に利用する」、「ショッピングモールと発電所を作って、ショッピングモールのゴミで発電する」などのユニークなアイデアもあった。
江戸川区の元土木部長・土屋信行氏が「学校が川のそばにあるのは、日本の中でも幸せな環境。今後は歴史や安全も考えて」と講評。三井代表はトラスト事業の2、3年目に向けて「川をすごく身近に感じられるようになったと思う。さらにまちづくりまで視野が広がるように考えてもらえたらいい」と話した。
写真/自由な発想で花畑川とまちづくりを議論する生徒たち

4回目となる今回は、「みんなで花畑川の将来像を考えよう」のテーマで、2年生(約200人)がこれまでの学習を総括した。前半はリバーフロント研究所代表理事の金尾健司氏が「多自然川づくりとかわまちづくり」と題して講演。後半は三井代表の指導でワークショップを行った。
生徒たちは15人のグループごとに、花畑川の「絶対に残しておきたい
こと」「直したいこと」を挙げ、予算5兆円で「花畑川を活かしたまちづくり」の構想づくりに挑戦した。
身近な自然としての河川、くらしの中の運河、コミュニティの核としての運河をコンセプトに活発に議論。釣り堀、温泉、テーマパーク、水中トンネル、ウォータースライダーなど集客施設を設置する案や、「船着き場を作って、登校やおばあちゃんの買い物に利用する」、「ショッピングモールと発電所を作って、ショッピングモールのゴミで発電する」などのユニークなアイデアもあった。
江戸川区の元土木部長・土屋信行氏が「学校が川のそばにあるのは、日本の中でも幸せな環境。今後は歴史や安全も考えて」と講評。三井代表はトラスト事業の2、3年目に向けて「川をすごく身近に感じられるようになったと思う。さらにまちづくりまで視野が広がるように考えてもらえたらいい」と話した。
写真/自由な発想で花畑川とまちづくりを議論する生徒たち