7月6日(土)、花保小学校(半田英雄校長)で6年生85人を対象に「AR(拡張現実)災害疑似体験」が行われた。主催はNPO法人「地域の芽生え21」(桑原里保理事長)。
この体験会は、子どもたちに緊張感のある災害状況を体験させることで、実際に起こりうる災害としての意識付けと、被災者を少しでも減らせるよう家庭や学校でどう避難すべきかなどを考え、話し合うきっかけをつかんで欲しいとの思いで実施された。
「AR災害想定没入体験アプリ」によって、子どもたちは目に装着したスマートフォンと専用のゴーグルを通して、自分たちの学校が浸水や火災した状況を見ることができる。これによって災害発生時に取るべき適切な行動を、具体的に学んでいた。
浸水した映像では、どす黒い水とガレキで足元が見えにくい状況で、壁伝いに足元を確認しながら上の階へ避難。また火災を想定した映像では、煙と熱が高い所にいく性質を視覚的に体感し、姿勢を低くして屋外へ避難するなど、冷静に行動していた。
子どもたちは「プールの水と違って黒く濁った水に、木などが流れてきてすごく怖かった。大雨で避難した地域の人たちは大変な思いをしているんだなと思った」と疑似体験することで恐怖と苦労を学んだ様子だった。
地域の芽生え21の桑原有広さんは「膝程度の高さでも浸水すれば身体ごと流されてしまう。水害時に、いつ・どこに避難すればいいかを家族全員で考えて行動してほしい」と話した。
写真/火災の疑似体験で姿勢を低くして行動する子どもたち=花保小で
この体験会は、子どもたちに緊張感のある災害状況を体験させることで、実際に起こりうる災害としての意識付けと、被災者を少しでも減らせるよう家庭や学校でどう避難すべきかなどを考え、話し合うきっかけをつかんで欲しいとの思いで実施された。

浸水した映像では、どす黒い水とガレキで足元が見えにくい状況で、壁伝いに足元を確認しながら上の階へ避難。また火災を想定した映像では、煙と熱が高い所にいく性質を視覚的に体感し、姿勢を低くして屋外へ避難するなど、冷静に行動していた。
子どもたちは「プールの水と違って黒く濁った水に、木などが流れてきてすごく怖かった。大雨で避難した地域の人たちは大変な思いをしているんだなと思った」と疑似体験することで恐怖と苦労を学んだ様子だった。
地域の芽生え21の桑原有広さんは「膝程度の高さでも浸水すれば身体ごと流されてしまう。水害時に、いつ・どこに避難すればいいかを家族全員で考えて行動してほしい」と話した。
写真/火災の疑似体験で姿勢を低くして行動する子どもたち=花保小で