足立朝日

　かつて、シアター１０１０の舞台で大迫力のパフォーマンスを披露した和太鼓グループ彩が９月16日（月・祝）、南青山のＷＡＬＬ＆ＷＡＬＬで『つんく♂プロデュース 和太鼓グループ彩-Ｓａｉ- 新曲発表会』を行った。
　東京大学において結成された彩は、年間約２５０公演を行い、映画での太鼓シーンの総合プロデュース、テレビＣＭ出演、外務省主催ツアー公演など幅広く活躍中。今回、10月に国際フォーラムで行われる「ＳＡＩ ＷＯＲＬＤ」に向けて、総合エンターテインメントプロデューサーのつんく♂が、自身初となる和太鼓の楽曲「Japanese season color～四季多彩～」を作曲した。
　16日の発表記者会見では、彩代表の葛西啓之（写真左から２人目）が新曲に懸ける想いを吐露。それを受けてつんく♂が「彩から熱いラブ・コールを受けて、この楽曲をプロデュースしました。僕らが若い時のような変なギラギラではなく、単純にこの太鼓集団を愛している男たちが集まっているので、それだけで泣きそうになりました。いろんな意味で彼らは世界に出て行けるので、世界でどうやって戦っていけるか、いつも頭に置いています。そして、今の子どもたちが、どんなエンターテインメントを知るかはとても大切なことなので、こういう和太鼓の体験をさせる機会を増やせたらいいですね」などパソコンに打ち込み、記者とのやり取りに対応。生きるために声を失ったつんく♂の想いを知るべく、記者一同、静寂の中でスクリーンを見守った。
●「ＳＡＩ ＷＯＲＬＤ」
【日時】10月18日（金）午後７時【会場】国際フォーラム ホールＣ【料金】ＳＳ席、Ｓ席完売、Ａ席５０００円のみ【チケット申込】TEL６２４０・７１９６、Ｅメール

写真／つんく♂を囲む彩のメンバー（写真撮影＝福本敏男氏）