足立朝日

　足立ブランド認定企業で、アクリル製ファッションパーツの製造販売を手がける「㈲三幸」（東和５-12-24、TEL３６２９・０３３１）が、新型コロナウイルスの感染防止対策としてアクリルを使ったエチケットシェルター（パーテーション）とフェイスシールドを開発・販売を始めた。
　問い合わせや注文が殺到し、当初使用していた材料が不足する事態におちいったため、現在は規格変更するなどの対応をしながら、接客仕事や医療現場といった必要不可欠な場所へ届けられるように、技術と工夫を凝らしながら急ピッチで商品を製作している。
　エチケットシェルターは、Ｔ型とコ型の２種類があり、配置するスペースによって形を選べる。ガラスよりも高い透明性をもったアクリルパーテーションは、生活空間の中で圧迫感なく微小な粉塵や水滴などの飛沫が顔にかかることを可能な限り防ぐことができる。アクリル板はそれぞれ楔で止めているだけなので設置・解体も簡単に可能。価格は約１～２万円（送料・税別）。
　フェイスシールドは、頭からすっぽりお面のように被るタイプで、シェルター同様に透明性が高いため視界もくっきり。また、軽量で、長時間つけていても痛くならないように額部分にスポンジを付けるなど工夫されている。４月17日（金）からは、区役所の戸籍住民課のフロアマネージャー３人が、このフェイスシールドを着用して接客を開始。来庁した人からも「状況が状況なだけに、良い取り組みだと思います」といった声があった。価格は１２００円（送料・税別）。
　どちらも、使用後は除菌スプレーなどを使い、アクリル部分などを拭いて殺菌すれば安心して何度でも再使用できる。
　購入はネットまたは直接来店で可能。直接購入に行く場合には、在庫がなく予約待ち状態の可能性もあるため、事前に確認を。
HP
【営業時間】月～土の午後１時～５時
【交通】北綾瀬駅から徒歩約８分、駐車場あり

写真上／フェイスシールドを付ける区役所の職員
中／Ｔ型のパーテーション
下／コ型のパーテーション