足立朝日

足立学園 オンライン授業充実へ 全生徒に支援金を支給

掲載:2020年7月5日号
 新型コロナにより、学校の授業の在り方も大きく変わった。授業が再開されても、今後、第2波、第3波も見据え、オンラインは必須となっていくと思われる。
 足立学園(初鹿野惠太郎理事長・井上実校長/千住旭町)では、今後の家庭学習の充実とオンライン化の推進をより一層図るため、全在校生に一律3万円を「オンライン授業支援金」として支給した。
 同校は6年前からICT(情報通信技術)を導入し活用しているため、中学は2年から、今年度より高校時の入学生も1年から、各家庭でタブレットPCを購入することになっている。高校入学の2・3年生は必須購入ではなく、今まではスマホや各家庭のパソコン、タブレット等を利用していた。
 ところが、新型コロナによる休校で、3月上旬から全校でオンラインのホームルームと授業を行うこととなり、必須購入でなかった高入生の2・3年の家庭でのWi‐fi環境整備、また4月も休校が続いたため、急遽、中1の家庭にも予定より早いタブレットの購入とWi‐Fi環境整備が必要となった。
 今回の支給は、家庭と生徒たちの負担を少しでも軽減したいと、今年度の予算を組み直して捻出した。

写真上/オンライン授業の様子
下/教師はホームルームで生徒たちと会話